コロナ禍に登場! 新勢力のデシベルにも期待!
前半はコロナ禍前から現場を沸かせていたグループだったが、ここからはコロナ禍に誕生したグループや楽曲を紹介。
・airattic『閃光』(2022年)
「振りコピ、オタク好みのギター音。神楽寧々ちゃん、かわいい〜!」(ソボロ)
ギターロック・エレクトロニカサウンドを中心とした2022年結成の4人組グループ。『閃光』はアッパーなダンスチューンで、間奏の「トゥルトゥル〜」というメロディを神楽寧々(元tipToe.都塚寧々)が口ずさみ、オタクもそれに合わせて歌うところが中毒性があって面白い。
・ミームトーキョー『スーサイド ボーダレス』(2020年)
「コールというよりは間奏で“オイッ!オイッ!”と声を張り上げながら拳を振り上げるオーディエンスの一体感が気持ちいい。単純に曲の勢いがいい。もう一曲『ROAR』のサビでの“ROAR”の大合唱。ミームトーキョーの楽曲はコールやMIX向きの曲が少ないのでこの曲のサビにヲタクが全力を込めて声を張り上げる一体感がエグい」(てばもと武蔵)
2019年にでんぱ組.incの妹分ユニットとして結成されたmeme Tokyo.が2021年にミームトーキョーに改名。同曲はメンバーが作詞に参加した人気曲。ライブ映像のメンバーの力強い歌声と気合の入った煽り、オタクの歓声を聴く限り、現場のボルテージの高さがうかがえる。
・THE ORCHESTRA TOKYO『Cloud9』(2023年)
「ステージとフロアでシンガロングする時の一体感がスゴい。メンバーのパフォーマンスが熱い」(ひでにゃん)
2021年に結成された5人組グループ。コンセプトが「オーケストラのようにメンバー1人ひとりに個性があり、オーディエンスを含めすベて合わさりオーケストラ」ということで、サビの掛け声も振りもシンプルで音楽ファンを巻き込みやすい楽曲になっている。
・INUWASI『Sky Flower』(2023年)
「2月のバンドセットワンマンのオタクの歓声が凄かった。最近、映像で見た『Sky Flower』はソロパートで名前を入れやすそうで声出しでも盛り上がりそう。笑顔になれる」(無記名)
2020年に結成された6人組グループ。デビューから精力的に作品をリリースし続け、昨年10月からスタートした東京ワンマンツアー3公演は全てソールドアウトと、勢いがある。ライブ映像も公式YouTubeで多数公開されており、声出し解禁の熱量が伝わってくる。
まだまだ、ここのデシベルもやばい!
ピックアップした8組の他にも回答がずらり。五十音順で紹介。
Axelight『BRAIN WARS』(2022年)/iLiFE!『アイドルライフスターターパック』(2022年)/アンスリューム『だだだっ!!!!』(2019年)/アンスリューム『にゅーかおすっ!!!!!!』(2020年)/Utage!『ピリラブリューション』(2023年)/会心ノ一撃『サーチライト』(2019年)/Quubi『Still Walking』(2022年)/9時間1500円『イケメンアナフィラキシー』(2023年)/クマリデパート『めびうす』(2018年)/クマリデパート『シャダーイクン』(2019年)/COMIQ ON!『NEO WORLD ORDER』(2022年)/COMIQ ON!『超越展開POROPOROコミッキュ』(2022年)/The Grateful MogAAAz『ジャンキー〜僕は依存症〜』(2020年)/zanka『アスター』(2023年)/ジエメイ『な?』(2022年)/鈴音ひとみ『Lie or truth~キミは誰のモノ?~』(2014年)/Task have Fun『インダビュリフォデイ』(2019年)/ChuLa『ちゅららんレーサー』(2021年)/NANIMONO『ジャージは戦闘服★』(2023年)/のらりくらり『だいてんさいっ☆』(2022年)/buGG『UCHRONIA』(2022年)/ばたんキュン『リセマランウェイ』(2022年)/#ババババンビ『青春ギルティ』(2021年)/BLACKNAZARENE『BLACK SUPERNOVA』(2018年)/PRSMIN『platina』(2021年)/我儘ラキア『Leaving』(2019年)
今回はアンケートと動画をもとにピックアップしたが、「ここのデシベルがやばい」という現場はもっとあるはず。これから夏本番、お馴染みのグループはもちろん、声出し解禁で会場を沸かせる新たなグループにも注目したい。
取材・文/赤木一之 協力/酔っこら処、渋谷まゆげ