INTERVIEW

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元バスガイドがなぜアプガプロレスに辿り着いたのか? 鈴木志乃インタビュー「痛い怖いのイメージとか、自分が運動経験がないこととか、すぐにどうでもよくなりました」

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「やっぱり本当のアイドルになりたい」

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学生時代に受けていたオーディションは通らず、短大を出て、ひとまずお母さんの影響でバスガイドになった、と。

  • 鈴木

    そうですね。バスガイドになるきっかけは母も大きかったんですけど、「アイドルになれないなら“車内のアイドル”になろう」って思ったのも大きかったです。現実の中……社会人の中でバスガイドが一番アイドルっぽいなって(笑)。

面白い理由! となると、車内でアイドルっぽい振る舞いを?

  • 鈴木

    お客さんひとりひとりの目をちゃんと見ながら話したり、ニッコニコでアイドル気取ってやってました(笑)。富士山が窓から見える場所まで来たら「富士山ってキレイな女神様がいらっしゃるんですよ」なんて言いながら、くもりの日であれば「女神様が『勝てないな』って思う人がいるから隠れちゃいましたね。ということは……(自分を指差しながら)私に勝てないってことかな?」みたいな(笑)。

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想像よりしっかりアイドルっぽかったです(笑)。お客さんはどんなリアクションでした?

  • 鈴木

    もちろん、そのノリを笑ってくれそうなお客さんかどうかを見極めてやってたんですけど、意外とウケがよくて。拍手をいただいたり、「たしかにー!」なんて言ってもらえたりしてました(笑)。後日、会社に「ありがとうございました。ガイドさんのおかげで楽しかったです」みたいなお手紙をいただいたこともありましたね。

すごい。それはもう「名物ガイドさん」みたいになってもおかしくないですよね。

  • 鈴木

    どうですかね?(笑)。でも楽しんでもらえてたかなとは思います。なんですけど、その“車内のアイドル”をやってたら「やっぱり本当のアイドルになりたい」と思い始めまして。まだ働きながらですけど、SKE48のオーディションを受けたんですよ。

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ここでリベンジに!

  • 鈴木

    書類と面接が通って、SHOWROOM審査まで進んで。落ちちゃったんですけど、ここでアイドルへの火がもう一度つきました。それでその1年後ですかね。アプガ(仮)さんの新メンバーオーディションを受けて……。

ここまで48グループのオーディションだけを受け続けてきたわけじゃないですか。どうしてこのタイミングでアプガ(仮)を?

  • 鈴木

    YU-Mエンターテインメントが先進的な事務所だなと思ったんです。結構、普通やらないことをしてるなって印象があったので。たとえば富士山の山頂でライブとかもそうですけど、「アイドルと社長が生理を語る」って記事があったりとか。

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数年前、生理用品ブランド「ソフィ」の企業向け研修に、山田社長やYU-Mのアイドルの方々が参加されたときの記事ですね。

  • 鈴木

    そうです。今でこそちょっとオープンになってきたけど、そういうことに社長も含めて取り組んでる事務所ってすごいなって。その頃、私ももう21歳でしたし、社会人経験者だし。経歴としては正当なアイドルになれなくなってたけど、こういう先進的な事務所なら受け入れてもらえるかもと思ったんです。

    好きだった(仮)さんのオーディションというのも理由のひとつなんですけど、社風にも惹かれて……もう就活ですね(笑)。コロナ禍でバスガイドの仕事もちょっとずつ減ってましたし、転職みたいな気持ちでオーディションを受けました。

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