アイドル好きが集まるコンカフェも多数!
また、そんなBARとは別に、コンセプトカフェ(通称コンカフェ)にも注目だ。コンカフェとは、メイドカフェでいうメイドのように、猫耳や小悪魔、病院、チャイナなど、衣装やメニューに何かしらのコンセプトを取り入れたカフェ&バーのこと。アイドル特典会のように店内でチェキ撮影もできる。
歌舞伎町では4年ほど前から急増。その先駆けであり、“歌舞伎町コンカフェ業界の原点にして頂点、最強の顔ラン”を掲げる「みらいぷらんと」は、「みらい」がコンセプト。アイドル好きのキャストが多く、元アイドル、現役アイドルも働いている。店長の藍川ことさんによると、「アイドル好きのお客様も多く、歌舞伎町でライブを観た後に来られる方も多いです」とのこと。
「秋葉原がアイドルやメイドカフェで市場を作ったように、歌舞伎町もアイドルシーンが盛り上がってオタクが集まる場所が増えれば、第2の秋葉原のような市場が生まれる可能性もあります」(赤木氏)。
PROFILE
みらいぷらんと
住所:新宿区歌舞伎町1-27-1フィルドニアビル4階
営業時間:18:00〜翌5:00(L.O.翌4:30)
定休日:なし
電話:03-6233-9392
システム:18:00〜23:00(L.O.22:30)チャージ1時間900円、23:00〜翌5:00(L.O.翌4:30)チャージ1時間1,100円
他のコンカフェでも元アイドル・現役アイドルが在籍していたり、キャストだった子がアイドルになるというパターンもある。店のジャンルは違うが、昨年、アイドルグループのアンスリュームに加入したジョウナイシ鳴は歌舞伎町のキャバクラ嬢からアイドルになった人物。そういう意味では、今後は歌舞伎町の店で働いていた子がワンマンでZepp Shinjukuのステージに立つという感慨深い流れもあり得そうだ。
ここまでの話をまとめると、歌舞伎町はライブ会場の数が多くZepp Shinjukuができることでキャパの幅が広がり規模も大きくなる、街がコンパクトでライブ会場が密集しているためサーキットフェスに適している、街や飲食店とのコラボで街の魅力を知れる、アイドル関連の店が多い。さらに、新宿はそもそも交通の便が良いという点で、アイドルとオタクの受け入れに適していそうだ。
コロナ禍でマイナスイメージのニュースも流れた歌舞伎町。アイドルのピュアでキラキラした力がそのイメージや雰囲気を浄化してくれる日も近いだろう。
取材・文・撮影/はすねれんこん