初めて「好き」と同時に「なりたい」と思った
逆に、reinaさんから見たmanaさんは?
- reina
manaちゃんは本当にずっと喋ってます(笑)。私は小さい頃からずっと「おとなしいね」って言われてる人生で、それがコンプレックスだったんですよ。だからmanaちゃんみたいなうるさい人にめちゃくちゃ憧れがあります。
- mana
あー「うるさい」って言った! でも憧れてんだ。(reinaに握手を求めながら)よろしく。
(笑)。
- mana
私はレイレイと逆で、ずっと「うるさい」って怒られ続けてきた人生で(笑)。自分で“マウスファースト“って言ってるんですけど、思いついたことがまず口から出ちゃって、それを自分で聞いて「あ、今こう言った。ってことは……」って理解する人間なんですよ。
考えるより前に声が出る。だいぶ危なっかしい人ですね。
- mana
もしオーディションからやり直せるなら、ミステリアスな無口キャラでやり直したいです。ずっとこう……『ガラスの仮面』の“紫のバラの人”みたいな雰囲気で。
- キム
『ガラスの仮面』の“紫のバラの人”みたいな雰囲気、求めてないよ(笑)。
思わずプロデューサーのキムさんからもツッコミが入りました(笑)。
- mana
ですか。じゃあ今のナシです。
- reina
でもすごいなぁ。私は頭の中で浮かんだことも、めっちゃ考えないと口に出てこないから。真逆だよ。
- mana
それはすごいことだよ? 私、この前「もうちょっと考えてから話そう?」ってminanさんに言われました。何を言ったのか覚えてないんですけど。
“マウスファースト”なところはよくわかりました(笑)。manaさんは先程「前体制のファンだった」と言っていましたが、そもそもいつからアイドルが好きだったんですか?
- mana
小さい頃からですね。最初に好きになったのがモーニング娘。さんで、初めて買ってもらったCDも『LOVEマシーン』で。自分では覚えてないんですけど、家族で旅行してるときに車のラジオから『LOVEマシーン』がかかって。私がどうしても「もう一回聴きたい」って騒ぐから、旅行中にCDショップに寄ってもらったらしいです。
その頃からアイドルオタクになる前兆が!
- mana
で、アメリカにいた頃に暇すぎて、YouTubeでアイドルの動画を見続けるようになったんです。曲も好きだし、「歌って踊ってるのにずっとかわいい」ってすごい人たちだなって。でも、アイドルは好きだけど「なりたい」と思ったことはなかったですね。
そこからどのようにリリスクに辿り着いたんですか?
- mana
大学でストリートダンスを始めた頃に、周りの影響でヒップホップも聴くようになったんです。それからtengal6の『プチャヘンザ!』に辿り着いて、ちょこちょこリリスクのライブに行き始めました。
「私はアイドルが好きで、ヒップホップも好き」「だったら自分が探していたのってこれじゃん。リリスクじゃん!」って……うまく説明できないんですけど、私が初めて「好き」と同時に「なりたい」と思ったのがリリスクだったんです。実は前体制が始まるときのオーディション(2017年)も受けてたんですよ。
あ、そうだったんですか!
- mana
そのときは落ちちゃって、今回また受けて入れたんですけど。前体制で、最初の「女の子たちが拙い感じでラップをする」ってグループから「かっこよくラップをする」に変わっていって、より「なりたい」の気持ちが強くなっていたので。このタイミングでリリスクに入れてよかったです。
manaさんは「憧れの人」がminanさんともお聞きしました。
- mana
前体制でminanさん推しだったんですけど、いろんなアイドルを見てきた中で、minanさんは「すべてのファンに平等なところ」が素敵だなって。
平等、ですか。
- mana
たとえば、SNSでアイドルから「いいね」が来たら嬉しいじゃないですか。でもminanさんは既読もつけないし、それってきっと、全員平等になるように考えてやってることなんだろうなって。
minanさんのインタビューを読んでいると自分と真逆で、すごく考え抜いて「minanさんっていう“匠の作品”」を見せていると思うんです。そういうところをすごく尊敬しています。