私が推しだった方にはそれが伝わるように
その熱量というのは、具体的にはどんな部分ですか?
- reina
たとえばオーディションのときから印象的だったんですけど、私たち、最初の審査から1時間くらいかけて質疑応答をしていただいたんです。今まで受けたアイドルのオーディションって、歌とダンスを少し見せて、そのあと少しの自己PRとかだったんですけど、リリスクはこんなにひとりひとりの個性とか考え方を尊重してくれるんだなって。
reinaさんの場合、リリスクは前に活動していたグループとは毛色が違うグループだと思います。今回リリスクに加入したいと思った理由は?
- reina
正直なところ、前のグループの解散が決まってから「もうアイドルはやりきったかな」とか、「私はアイドルには向いてなかったのかな」とか思ってたんです。アイドルって、元気さだったり、明るい感じを求められることが多いですけど、私はその元気な感じで居続けると疲れちゃうってことに気づいて。もちろん、そうじゃない私を好きになってくれる方もたくさんいたんですけど。
いわゆる「キラキラしたかわいい女の子」という、一般的なアイドル像ですね。
- reina
でも、いざ「この先、何をしよう?」って考えたときに、「やっぱりステージには立っていたいな」と思うようになって。そこでリリスクのオーディションを見つけたんです。外から見ていて「かっこいいな」と思ってたグループだし、「もしかしたら私がラップをやれたら面白いのかも」と思って挑戦しました。
なるほど。デビュー後、“lyrical schoolのreina”としての姿を見て「あの子は!」と気づく人もいると思います。そんな方々にはどう思ってもらいたいですか?
- reina
今までを知ってる方からすると活動がガラッと変わるので、もしかしたら不安に思う方もいるかもしれないんですけど、でも……私の中で理想のアイドル像があって。「かっこいいアイドルでいたいな」っていう思いはずっと胸にあるので。私が推しだった方にはそれが伝わるように、伝えられるように過ごしていきたいです。
ちなみに、manaさんから見たreinaさんはどんな人ですか?
- mana
レイレイ、すごく「おとなしいかわいい子」って見た目じゃないですか。確かに口数は少ないんですけど、ふとしたときの一言がなんかおもろい。もっと掘ったら魅力が出そうな、不思議な子です。
そういえば私、レイレイの前のグループの解散ライブを見させてもらったんですけど、ライブで「男の人〜!」みたいなコール&レスポンスあるじゃないですか。
「男子!」「女子!」「アリーナ!」「2階!」みたいな。
- mana
そうそう。それで他の子が「男の人!」って言ったから「次は女だ!」って待ってたんですけど、そこでレイレイが急にカットインして。「私、ずっとやりたいことがあったんです。メガネかけてる人〜!」……「今じゃないだろー!」って(笑)。
せめて男女は言い終えたい!
- mana
逆に「違うだろ!」って会場がひとつになってた。
- reina
よかったよかった。
- mana
いや、それも違うんよ(笑)。
たしかにreinaさん、不思議で面白そうです(笑)。