マジパンの中での私の立ち位置
宇佐美さんはマジパンに加入する以前、小学生ながらソロのウクレレシンガーとして活動していたんですよね。
- 宇佐美
そうです! 小学校2年の頃、足に少し怪我して安静にしていないといけないときがあったんです。で、お母さんが持ってたウクレレを借りて弾くようになったら、それがすごく楽しくて。5年生になったときに私も本格的にウクレレを習い始めて、6年生でソロのCDを出させていただきました。
そのスピード感にも驚きですが、怪我がなければ今の武器であるウクレレには出会ってなかったんですね。
- 宇佐美
たしかに! ウクレレに触ってもなかったかもしれないですし、もっと言えばアイドルになってなかったかも……。
マジパンに入ったのはどういう流れだったんですか?
- 宇佐美
ウクレレを始めた頃に、同時に今所属してる事務所にレッスン生として声をかけていただいたんです。ずっとお芝居のレッスンを受けてたんですけど、中1の終わり際に「マジパンの新メンバーオーディションがあるから、受けてみない?」って声をかけていただいて。
小さい頃からAKB48さんとかを見て、アイドルへの憧れもあったんですけど、「歌も歌えるし、ウクレレも活かせるかもしれないよ」って言っていただけたのが大きかったかもしれないです。それでオーディションを受けました。
なるほど。「ウクレレを弾き続けられるかも」と思えたのは大きそうですね。
- 宇佐美
本当に。私は好きなことも特技もウクレレしかないので(笑)。オーディションにはミクチャでの配信審査もあったんですけど、「毎日絶対に1曲は配信で歌とウクレレを届けるぞ」って決めて挑んで。無事、マジパンのメンバーになりました(笑)。
結果的に今、マジパンの活動の中でもウクレレが活かされていて。今年の夏から対バンイベントやフェスでもウクレレを弾くようになったんですよね。
- 宇佐美
はい。始める前は「まだアイドルとして未熟なのに、ひとりだけウクレレやるなんていいのかな?」って不安もあったんですけど、いろんな夏イベントで弾かせてもらって、だんだんウクレレが“マジパンの中での私の立ち位置”だと思えるようになりました。
やっぱりウクレレってどこか夏のイメージがあるから、あの時期にお披露目できたのはよかったですし、イベント終わりにTwitterを見ると、「ウクレレの子」ってツイートがたくさんあって。覚えてもらうきっかけになってよかったなって思います!
たとえばアップアップガールズ(2)の鍛治島彩さんは「鼻リコーダーの子」だと認識している方も多いでしょうし、そういうフックは重要ですよね。
- 宇佐美
ですよね。そういえば私、今年のTIFの企画ステージでかじさん(鍛治島)のリコーダーパートをさせてもらったんですよ! そのときは「リコーダーの子」って書かれてて、こうやってインパクトを残すって本当に大事だなって、あらためて思いました(笑)。