松本ももな・カバーガールインタビュー「グループ名を聞いて、それになりたいなって思いました」

ラストアイドルが活動終了したあとにお話をいただいたんですけど、初めて聞いたときは、すぐに「やりたいです」って返答はできなかったんです。

まず、「毎日ラスアイのことしか考えてない」って生活が終わるのがすごくショックでしたし、でも、決まってしまったからには「最後まで悔いが残らないように」と思いながら、ファンの方やメンバーと駆け抜けて。いざ活動を終えて「別の道もあるのか」と思ったら、アイドルを続けることに少し迷いが出てしまって。

悩んでいくなかで思い直したんです。「自分は純粋にアイドルが好きだしアイドルでいる自分も好きだな」とか、「目標にしてた『武道館に立つこと』も叶えられてないな」って。いろいろ考えていくうちに、まだファンの方と夢の続きを追いかけたいなって思って。高嶺のなでしこに入りました。

アイドルもそうですし、高嶺のなでしことして活動できるのが楽しいです。はじめは、元ラスアイの3人がいて、オーディションで決まった7人がいて……って、私たち3人が受け入れてもらえるのかって不安もあったんですけど、みんなすごく優しくて、いい子たちで。助けられてるし、刺激ももらえてます。

私が最年長になっちゃったので、わちゃわちゃしてる年下メンバーを見守るお姉さんみたいな感じのポジション……ですかね？　楽屋でも、最年少の（涼海／すずみ）すうちゃんとかが特に元気いっぱいでかわいいんですけど、私はそれを「かわいいなぁ〜」って見守って……。最近、「かわいいなぁ」が口癖になりつつあります（笑）。

でも、高嶺のなでしこではみんな同期なので。先輩後輩のような関係にはせずに、みんなで頑張っていきたいなって思います。実は最初のレッスンのとき、みんなで輪になってお弁当を食べたんですけど、そこで「敬語はやめて全員タメ口にしよう」って決まって。「みんなそれぞれの呼び名を決めていこう」っていう時間も作れたんですよ。

個人の目標ですよね。やっぱり……憧れられる存在になりたいです。同世代の女の子とか、同じようにアイドルやってる子とかに、「高嶺のなでしこの松本ももなちゃんみたいになりたい」って思ってもらえるような人に。

高嶺のなでしこのコンセプト……ですかね。グループ自体に「多くの人から憧れられる『大和撫子』のように、日本女性の清楚な美しさとかわいらしさをもった誇り高きアイドルグループを目指して」というのがあるんですけど、それを聞いたときに、あらためて「確かにそうなりたい」って思ったので。

「高嶺」も「なでしこ」も綺麗すぎる響きで、初めて聞いたときには「ハードルが高い」「……なれるかな？」って思いましたけど（苦笑）、でも、なりたいんです。それを目指して頑張ります。