INTERVIEW

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「生きることとその反対のこと。それを錬金術とか神々のバトルのように別世界のお話で伝えられたほうが、心に響くんです」【推しの子】ダンスの小熊りんが語る声優とアニメの世界!

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先日、【推しの子】に対する思い入れや、ライブハウスを借り切って撮影したYOASOBI「アイドル」の踊ってみた動画の制作裏話をガラスガールに聞かせてくれた、CUBΣLIC(キューブリック)の小熊りん。

好評だったそのインタビューで、彼女はもともと声優志望で、専門学校で演技のトレーニングも受けていたと語ってくれた。

そこで今回は彼女の横顔に肉薄。声優志望の女の子はなぜアイドルになったのか? 好きなアニメとアイドルは? アイドルの世界ってどんな感じ? などなど、「アニメとアイドル」「声優とアイドル」をキーワードに大いに語ってもらった。

タンバリン片手にきらりちゃんを応援しに行ってました

小熊さんってアイドルとアニメ、どちらに先にハマったんですか?

  • 小熊

    同時ですね。『きらりん☆レボリューション』の影響でアニメとアイドルとダンスのすべてにハマりましたから。

劇中のアイドル・月島きらりにハマると同時に、声優をやっていた久住小春のファンにもなった?

  • 小熊

    はい。「きらりちゃんの“中の人”はモーニング娘。の久住小春ちゃんだ」っていうことをしっかり認識した上で好きになっていました。ただ、どちらかというときらりちゃん推しで、ライブにも行ってました。

『アイカツ!』シリーズや『プリパラ』シリーズもやっている、声優や劇中歌のボーカリストがアニメのキャラクターとなってステージに上がるライブですか?

  • 小熊

    それですそれです。小さいころ、一生懸命応募していて(笑)。母の名前を借りたり、祖母の名前と住所を借りたりして、何枚もハガキを出して、当たったらタンバリン片手にきらりちゃんを応援しに行ってました。

子ども向けアイドルアニメのライブって、客席のちびっ子が出演者と一緒に歌ったり踊ったり、いい意味で大暴れしていて楽しいですよね。

  • 小熊

    目の前に大好きなキャラクターがいるから、自分自身、二次元に行けたみたいな気持ちになってすごく楽しいんですよ。

その後、ハマったアイドルは?

  • 小熊

    アイドルではモーニング娘。さんをきっかけにハロプロのほかのグループにもハマって、それとは別に48グループや坂道グループ、それからライブアイドルも応援するようになりました。

一方、アニヲタ的推しアニメは?

  • 小熊

    えー……、オタクにそれを聞きます?(笑)

山ほどオススメがあることは承知の上で1〜2作品教えていただきたいな、と。

  • 小熊

    じゃあ『鋼の錬金術師』と『ノラガミ』かなあ。

どちらも生と死をテーマのひとつに据えた、ドスンとくる側面もある作品です。

  • 小熊

    日常系のラブコメとかも楽しいんですけど、それ以上にファンタジーが好きで。もちろん生きることとその反対のことはリアルに考えなきゃいけないんだけど、それを錬金術とか神々のバトルみたいな、私が今生きている世界とは別の世界のお話として伝えてくれるほうが、私の心にはより響くんです。

だから産婦人科医がアイドルの子に転生する『【推しの子】』にもハマれた?

  • 小熊

    あっ、そうかも。「えっ? なにが起きてるの」とはならずに、ハマるべくしてハマれました(笑)。