新しく活動を開始するアイドルグループや、新しくグループに加入する新メンバーに話を聞く、不定期連載『新メンさん、いらっしゃい』。第1回目にご登場いただくのは、10月1日にステージデビューを果たすアイドルグループ・COMIQ ON!(コミッキュ・オン)の彩瀬ゆるちゃんと、松永すみなちゃん。
Devil ANTHEM.、Malcolm Mask McLarenを擁するエイジアプロモーションが、第3のアイドルグループとして送り出すCOMIQ ON!。ふたりは、アイドル未経験ということで、彩瀬さんと松永さんはなぜアイドルになったのか? またその横顔は? 幅広いお話をうかがいました。
傷つくツラさを知っているから誰かを笑顔にできるアイドルになりたい
公式サイトを拝見させていただいて、「すごく楽しそうなグループだな」と感じました。と同時に「で、COMIQ ON!ってどんなアイドルなんだ?」とも思いまして。
- 彩瀬&松永
ですよね(笑)。
まずはどういうグループなのか教えてください。
- 松永
COMIQ ON!のCOMIQは“COMIC”と“CUTE”を合わせた造語で、ONにはスイッチオンの“ON”と、音楽の“ON”のふたつの意味があって。マンガってページをめくったら場面が変わるじゃないですか。それと同じように私たちも表情をコロコロ変えたり、いろんな曲を届けたりすることで、ファンの方にマンガを読んでいるときのような楽しい気持ちになってもらいたいな、と思っています。
- 彩瀬
それと私たち1人ひとりを“マンガやアニメの主人公”として見てもらいたくて。それぞれのアイドル人生という物語を見ていただきたい! 私たちのライブに行くことがファンの皆さんの習慣になってほしいです。
- 松永
うん。私たちのキャッチコピーは「続きが読みたい! しゅうかん少女(アイドル)」っていうんですけど、この「しゅうかん」にもふたつの意味が込められていて。「ライブアイドルだから毎週ライブをやるよ」という意味の「週刊」と、今、ゆるちゃんが言っていた「私たちのライブをいつも観てね」という意味の「習慣」が掛かっているんです。
おふたりはアイドルとしてのキャリアは初、ということで。なぜアイドルになろうと?
- 松永
地元で人間関係があんまりうまくいってなかったことがきっかけです(笑)。
へっ!?
- 松永
ちょっとイジメられたりもしていて、学生時代はかなり落ち込んだりもしていたんですけど。あるとき「逆に傷つくことのツラさを知っているからこそ、誰かを笑顔にできたらな」と思うようになって。
もともと「自分を表現したり、表に出るお仕事をしたいな」とも考えていたので、芸能活動を始めてみたら、事務所の方から「アイドルに興味ある?」って聞かれて。アイドルってまさに誰かを笑顔にできる素敵な存在だと思っていたので、その提案を受けてみました。
学生時代、憧れのアイドルっていたんですか?
- 松永
もともとAKB48の大島優子さんがすっごい好きだったんですよ。かわいいだけじゃなくて、なんて言えばいいんだろう? イエーイ!っていう感じというか……。
言いたいことはなんとなくわかります(笑)。もちろんかわいいんだけど、実はパワフルというか、タフなイメージもある人ですよね。
- 松永
だからめっちゃ好きで。しかも私も身長が低いし、大島さんも小柄だから、単なるファンというよりも憧れの存在だったんです。そしてAKB48をきっかけに坂道にもハマって。特に欅坂46(現・櫻坂46)が好きなんですけど、アイドルの中でもちょっと変わっているじゃないですか。いかにもアイドルっぽいかわいい曲というよりも、ちょっとダークというか。ちょうど人間関係に悩んでいたときにその欅坂46の『アンビバレント』や『黒い羊』にすごく勇気づけられたんです。「ひとりでいてもいいんだよ」って私にそっと寄り添ってくれている気がしたというか。
誰かを元気にできる存在。まさに松永さんが目指すアイドル像だった、と。
- 松永
そうなんです。そして乃木坂46や日向坂46にもハマって、もうなんかどのグループもテレビなんかで観ているだけでうれしくなるというか「大好き!」ってなっちゃうんです(笑)。
彩瀬さんはなぜアイドルに?
- 彩瀬
小学校の頃、アニメの『アイカツ』シリーズがすごく好きで、中でも星宮いちごちゃんっていうキャラクターに憧れていて。それからずっと「アイドルになりたいな」と思っていたら、今の事務所が声をかけてくれたからですね。
三次元のアイドルの中に推しメンはいない?
- 彩瀬
AKB48の千葉恵里さんと、=LOVEの齊藤なぎささんは本当に大好きです。おふたりとも王道アイドルというか。ツインテールだし、フリフリの衣装がすごく似合うし。
あっ、だから今日もツインテールなんですか?
- 彩瀬
そうですそうです。ホントに千葉さんや齋藤さんみたいな王道アイドルが、アイドルとしてというよりも、女の子としての理想なんです。