「今抱えている感情を全部吐き出し合ったら……全員で泣きました（笑）」彩瀬ゆる・松永すみな（COMIQ ON！）インタビュー【新メンさんいらっしゃい！（第1回）】

目というか、顔全体をめっちゃ動かせるんです（笑）。でも、耳とかに比べると、目はほかの人にはマネできないくらい動かせて。でも片目だけ寄り目はあんまり披露したくなくて……。

一度メンバーに見せたら「やばっ！」って言われちゃったので（笑）。

（イラストを描きながら）あれはホントにやばかった（笑）。

（しぶしぶ）……じゃあ、今日もやってみますね。はい！！（右目だけ眉間に寄せる）

（写真を確認しつつ）やばっ（笑）！

テレビで市川海老蔵さんが「歌舞伎役者は片目だけ寄せられないといけない」と言っていて……。

それを家族で観ていて「私もできるかも」と思ってやってみたら、ホントにできちゃって。しかも家族は「スゴい！」ってホメてくれたから、今日までずっとカッコいいのかと思っていたんですけど、ホントに気持ち悪いですね、これ（笑）。

ごめんね。もうちょっと待って。

グループの中で私だけなんですよね、少年マンガしか挙げてないの（笑）。でも、昔から誰かが戦うマンガが大好きで。自分自身ちょっと正義感強めなところがあるから、仲間と協力して敵をやっつけるお話ばかり読んでいました。中でも『ドラゴンボール』は家族にも「これは読んでおきなさい！」って言われていたから、一番読み込んだかもしれない（笑）。

ちっちゃいころから読み込みすぎちゃっているから、視点がもうヘンになっちゃっている気もするんですけど、恋愛要素というか……。

もちろんバトルマンガなんですけど（笑）、ベジータが大好きなんです。最初は敵なんだけど、途中から味方になる上に、ブルマと結婚して、子どもを作るじゃないですか。そうやって敵だったキャラクターが仲間になった上に、暖かい心に目覚めて、普通の人のような生活をするっていう展開にすごく感動するんです。ブルマが傷付けられたときベジータが「オレのブルマを！」って怒るシーンとか、ホントに「キャーッ！」ってなっちゃいますし。

そうなんです。だから逆に『NARUTO』のサスケが最初は味方だったのに、途中で敵になっちゃったときはすごく悲しくて（笑）。でも、やっぱり戦っているマンガは好きですね。

（彩瀬の描いたイラストを見ながら）えーっ、かわいい！ 私、こんなにかわいくないよ？

いや、すみちゃんはメッチャかわいいから、かわいく描いただけだから。ただ普段はペンじゃなくて、iPadにApple Pencilで描いていて。（スマホを掲げつつ）こんな感じで理想のアイドルを描いてみたり、すみちゃん以外にも、メンバーの（真白）うたちゃんを描いたりもしています。

確かに独学というか、小さいころから好きなように好きなものをパーって描いていたら、こんな感じになってました（笑）。

全部かわいいから選んでみました。

『まどマギ』は見た目とのギャップがすごく面白かったというか（笑）。最初、蒼樹うめ先生のキャラクターデザインがかわいいな、と思って観始めたのに、3話で「えっ、こんな話なの!?」って驚いて。

そうですね。キャラクターが私のタイプだったら、その作品を読んだり、観たりするような感じです。でもこの3冊はどれもお話が面白いから、さらに楽しめるんです。『着せ恋』もやっぱり見た目から入ったんだけど、主人公の（五条）新菜と、ヒロインの（喜多川）海夢という全然違う生き方をしている2人がコスプレを通じて出会うっていうストーリーがいいし、いつもはギャルっぽい海夢がコスプレするのとかも「わー！ かわいい！」ってなっちゃうし。

はい！ もちろん実際のアイドルさんにも憧れているんですけど、好きなキャラクターや理想のキャラクターの要素を全部詰め込んだのが、“彩瀬ゆる”という人なんです！