ホスピタリティ万全!?「前職ナース」がアイドルに向いているワケ

アイドルになる前は「●●だった」という前職をもつアイドルが珍しくない昨今。中でも、最近とくに目立つ前職が「元ナース」だ。その筆頭は、「特技は注射」というパワーワードをひっさげ、今年6月にまねきケチャに加入した森ふう花だろう。さらに、双子の妹、柊ききも元ナースで、今年8月に夜光性アミューズに加入。森のツイートによると、森はオペ看（手術室看護師）、妹は整形外科だったとか。

ひょっとすると、「元ナース」を公表しているアイドルは他にもいるのでは？　調べてみると、Yukino（YUMEADO EUROPE）、朝日りか（Sekaisen）、天野真里亞（スーパーベイビーズ）、星砂らな（天使にはなれない）のほか、現役ナースの美咲希（わたあめびーすたーず）、小谷たまえ（3stone）、まり（RYUKYU IDOL）、一期崎まゆ（Zero Project）、八木玲衣（ロング・グッドバイ）、黒田なつ、7月にグループを卒業したhinako（リリカルスクール）と、意外と多い。

その理由は何なのか、アイドルライター＆イベンターという顔を持ち、過去に『アイドルの前職』についてのイベントも行っているライターの大坪ケムタ氏はこう語る。

「以前取材した元ナースの子が言っていたのは、やりがいはあれど地道な仕事なだけに、真逆な華やかなショービジネスへの憧れが強かったですね。実際はアイドルも地道なところあるわけですが、患者相手のコミュニケーション力や、ホスピタリティなど能力的にもアイドルは向いているのかもしれません」

では、実際にナースのコミュニケーション力やホスピタリティは、アイドル活動に活かされているのか。TikTokに、「看護師・看護学生あるある」や「救急病院看護師がアイドルになった結果」を投稿するなど、「元ナース」を発信し反響もある、前出のYukinoさんに話を聞いた。