ゴールボタンを押すために、私はこの 1年間頑張ってきた

ワールドカップのファーストステージのクリアリミットが150秒。そんな中、理瑚さんはタックルもクリアして、クリアリミットに25秒残しでラストの「そり立つ壁」に到達したじゃないですか。これはいける! と思って観てたんですが、そこから足の屈伸やったりとか、結構、間を空けてから行ったじゃないですか? あれは一度、呼吸を整えるとか、何か意味があったんですか?
- 岩本
さっきも言ったように、私、練習のときからタックルの後は息切れしちゃって、そのまま1回で登れたことがなかったんですよ。だから、今回「そり立つ壁」までいけたら、ラスト10秒まで休憩して、万全な状態、回復した状態で登るっていうのを最初から決めてたんですよね。今回はタイムじゃなくて、クリアを目標にしていたので。
練習でも、そのやり方がいちばん成功率が高かったので、休憩を取ること自体は間違ってはいなかったんですよ。想定内だったので。あとで放送を観たら、自分でも「休憩長いよ」って思ったんですけど、やってる自分からするとめちゃくちゃ息切れしてたので……。

タックルが前にあることで、「そり立つ壁」に挑む体力が削られるんですね。
- 岩本
そうなんですよ。例えば「そり立つ壁」が逆に 1エリア目の前のほうにあったら、みんなクリアできると思います。「そり出つ壁」や「DX」で疲れても、最後がタックルなら、そこまでハードルの高さを感じないというか。落ちるとかがあるわけでもなく、ただ押すっていう、エリア自体はそこまで大変じゃなかったとしても、ひとつ前に「タックル」があることによって「そり立つ壁」のハードルが増すので。
順番が絶妙なんですね……。今回こそ観ている分には、いける! と期待していましたが、痛恨のタイムアップ。この結果を受けて「女性で3人目、そして、女性アイドル初のファーストステージクリア」は、またしても次回に持ち越しになってしまいました……。そり立つ壁は、最後、ホントにあと数センチで指がかかりそうでしたし、実際、競技終了直後の理瑚さんは「登っていいですか?」って言って、登り切りましたからね(もちろん記録とは関係なし)。
- 岩本
そうなんですけどねー。でも、その「あと数センチ」っていうのがSASUKEの魔物というか……。壁も一往復して登ってるんですけど、折り返しの際の重心の置き方も間違えてたし、練習では壁の縁を両手で掴む練習しかしてなかったので、最後、片手で掴む対応ができなかったですね。それも私の実力なんですけど。
SASUKE W杯の時とそりたつ壁の登り方を変えてみた少し前の夏。#SASUKE2026 pic.twitter.com/FOhw5Wfvr5
— 岩本理瑚 僕が見たかった青空 (@IwaRiko_bokuao) October 18, 2026
個人的に、めちゃくちゃ好感を持てた瞬間があって、やり直しで上にあがったときにゴールボタンを押さなかったじゃないですか。あそこでボタンを押さなかったのは、岩本理瑚のプライドだなと思ったんですよね。「これは絶対にクリアしたときに押してやるんだ」っていう。
- 岩本
そうです。本当に、このゴールボタンを押すために、私はこの 1年間ずっと頑張ってきたんだという思いがあるからこそ、ボタンからもすぐ目を逸らしたんですよ。これはゴールするときに取っておこうみたいな気持ちで、見るのもやめたというか。

- 岩本
やり直しで上まであがって、振り返って景色を見たとき、「この綺麗な景色をクリアして見たい!」って気持ちがより強くなりましたね。
ノリでボタンを押さなかったのは、ホントにカッコよかったですよ。
