芸能界から逃げたけど、ここにしか帰ってこれないんだなって

そこからまた芸能界に戻るじゃないですか。よく辞めなかったですよね。
- 木﨑
辞められなかったが正解かもしれないです。13歳からアイドルをやって、毎日仕事して、学校も通ってないし。今さら何か職業に就くとか、普通に暮らしていくって選択がやっぱ出来なかった。「もう戻るしかないんだな」って気持ちになっちゃったんですよね。嫌々戻ったわけでもないんですけど、「私って、ここから逃げたけど、ここにしか帰ってこれないんだ」って思ったんです。
休む前と後で仕事に対する向き合う姿勢って変わりました?
- 木﨑
より人の気持ちを考えるようになりました。あとは、これ表現が難しいんですけど、舞台があったとして、キャストがいっぱいいて、スタッフがいて、今一番しんどい気持ちで仕事をしてる人は誰だろうって思ったりするようになりました。その人を救ってあげたいって気持ちが芽生えて。自分が苦しかったときに助けてもらったから、そういう人は助けなきゃみたいな気持ちになりました。
あとは、自分が作ってた役作りとか、より深みが増したなっていうのはありますね。今まで手を抜いてたわけじゃないけど、もっといろいろ考えることってあるんだなって気づけたみたいな。


自分の経験があるから、理解できるようになったというか。
- 木﨑
苦しいとか悲しいに1種類じゃなくて何十種類も感情があるんだみたいなのも知れました。
休養がプラスになったということですかね。
- 木﨑
今は本当にそう思います。もう1回人生があっても、本当にしんどかったときを消すかっていったら、そこをもう1回ちゃんと乗り越えたいなって思えるくらい。今は前向きだし、あれがあったから今の自分があるなってすごい思えます。
