なんで自分たちの力だけでできなかったんだろう

突然ですけど、佐藤さんってMBTIは何ですか?
- 佐藤
最近、診断したら“ISFP”(冒険家)でした。
えっ、最初は「I」なんですか?「I」って内向的ですよね。
- 佐藤
でも、何年か前に診断したら“ENFJ”でした。「主人公タイプ」ですね。
そっちの方が納得かもです。佐藤さんは小学校では学級委員だったし、児童会長だったし、10年間やられていたチアダンスではセンターだったし、そればかりかAKB48でもセンターになった人ですから。「E」は外交的な性格を表しますよね。
- 佐藤
私もENFJの方がしっくりくるんです。でも、家で診断すると「I」がちょっと優勢で、仕事場で診断すると「E」になるんです。仕事場だとギアが入るみたいです。

小学生の頃から「E」タイプでした?
- 佐藤
チアを経験したことによって「I」から「E」に変わりました。大人しい性格だったんですけど、先生から「もっとガツガツいけ!」という指導をされて。チアをやった10年で更生させられました(笑)。
アイドルグループって「I」と「E」のバランスが取れていると、見ていても覚えやすいし、いろいろなタイプがいた方が感情移入しやすいと思うんですよ。
- 佐藤
たしかに。年末にOGの方々と接してみて、それは思いました。すごいところばかりで吸収すべきことがたくさんありました。楽屋では「こうしようよ」という提案が頻繁に飛び交っていて、そこに大島優子さんが「ここは変顔をしよう」と乗っかってくる感じでした。『Mステ』で優子さんとあづちゃん(八木愛月)がマイクの奪い合いをする件(くだり)があったんですけど、それも優子さんの提案だったみたいです。単にきれいにパフォーマンスするだけが観ているひとを楽しませることじゃないと気付かされて、刺激を受けました。
刺激を受けたと同時に、圧倒されたとも感じていたはずです。武道館コンサートでは、倉野尾成美総監督がその状況を「悔しい」と話していましたね。

- 佐藤
その気持ちは、現役のみんなが持っていると思います。私もそう思いました。自分たちの力のなさが不甲斐なくて。でも、この1か月で現役もとてつもなく成長したと手応えも感じています。だからこそ「こんなに成長できるなら、なんで自分たちの力だけでできなかったんだろう」と思ってしまったことに私は悔しかったんです。「なんで自分たちで気づけなかったんだろう」って。『紅白』に出場できると聞いた時も、どこか他人事でした。「OGの皆さんの力もあって出演できるんだろうな」と思ってしまって、素直に喜べなかったです。
それは2025年までの話ですね。もう2026年は始まっています。
- 佐藤
今の私たちの目標は、今年の年末、また素敵な音楽番組に呼ばれることです。そのためには春、夏の曲が勝負になってきます。2月25日にシングルがリリースされて、伊藤百花ちゃんが新しくセンターになって、注目していただけるんじゃないかと思います。4月には代々木第一体育館でのコンサートも決まっていて、年末に感じた悔しさや学んだものを忘れることなく過ごせたらいいですね。

今年はどんな自分でありたいですか?
- 佐藤
AKB48に入る前の私はリーダー的立ち位置でした。だけど、AKB48に入ってからはまとめてくれる方も、歌が上手い方も、ダンスが上手い方もいらっしゃるから、私はどこか遠慮して何も発言してきませんでした。でも、私もいつの間にか中堅の立場になったので、後輩に大切なことを伝えられるようになりたいと思っています。みんないい子だから、何も言うことがないんですけどね(笑)。

PROFILE
佐藤綺星(AKB48)
さとう・あいり
2004年6月24日生まれ。ニックネーム=あいちゃん。千葉県出身。2022年、17期生としてAKB48に加入。同年、60thシングル『久しぶりのリップグロス』で初選抜。2024年、64thシングル『恋 詰んじゃった』で初センターに。今年1月、1st写真集『天使の反射角度』(集英社)を発売。
オフィシャルホームページ
https://www.akb48.co.jp/取材・文/犬飼 華 撮影/藤木裕之
