アイドルと弾き語り
では、なぜ今、私はグループ活動とは別に弾き語りに力を入れているのかお話しします。
kidsbowlのオーディションは、書類審査→オンライン面接→対面審査という流れで進みました。オーディションに応募はしましたが、全く受かると思っていなくて、でも受けなかったら後悔するかもしれないという思いで受けたので、書類の自己PRの文章には「歌うことと音楽が好き」と一文だけ書いて応募しました。
そんな書類だったにも関わらず最終の対面審査まで、残ってとても驚きました。
私はそれまでギターを弾けることを一切伝えていませんでした。
ギターが弾ける人は世の中にたくさんいるし、特別なテクニックがあるわけでもないので、中途半端な特技は不利になるのではないかと考えたからです。
最終審査で、プロデューサーのショウさんが「音楽が好きなら楽器はできるの?」と聞いてくださり、「ギターなら弾けます」と答えると、その場でギターを貸してくださり、弾き語りをすることになりました。
誰かにギターを聴いてもらうことが初めてで、しかもギターを長年やっている方の前で演奏するので緊張して、演奏はボロボロでした。
無事に終わってほっとしていると、「もう一曲弾いて」と言われて驚きましたが、すでに一回やっているので緊張せず弾き語りできました。演奏を終えると、「もっと聴いてみたい」と言ってくださってとても嬉しかったです。
それと共に、「弾き語りは武器になるからもっと自分からアピールしていくべきだ」と言っていただき、自分から自信を持ってアピールしていかなかったことを反省しました。でも、自分の演奏が武器になると初めて言われて、「ギターをやっててよかった」と思いました。そのオーディションでの出来事が、今に繋がっています。
合格後、事務所の方からも「弾き語りをアピールしていくべきだ」と言っていただき、TikTokで弾き語り投稿を始めました。
動画での弾き語りは想像以上に難しく、演奏自体はできても、魅せ方にとても苦戦しました。目線や間の取り方など、ギターと歌以外にも勉強すべきことがたくさんあると感じました。
それでも、音楽が好きな方と繋がることができ、自分なりに試行錯誤して作った動画に反応をもらえることが、やりがいにつながりました。

グループ活動をする中で、私は自分のパフォーマンス力の低さを痛感する出来事が何度もありました。振り付けができていないわけでも、音程が大きく外れているわけでもない。でも、自信のなさや経験不足が一目でわかるパフォーマンスでした。
これは場数を踏んで場慣れすることでしか改善できないものだと感じ、メンバーに追いつくためには、誰よりも多くステージに立つことが近道だと思いました。
そこから、自分の出られそうなイベントを見つけたら全部出るぞ!という気持ちになりました。
2025.12.31 【space-R】2025-2026 『雪景』 pic.twitter.com/wtLgLSKl8T
— 光岡りよ (@RIYO_kidsbowl) January 5, 2026
弾き語りをする時は一人でステージに立つ不安もありますが、自分だけの表現ができる事に幸せを感じています。ありがたいことに、少しずつ私の弾き語りを好きと言ってくださる方や実際に聴きに来てくださる方が増えてきました。
だから今度は、私が弾き語りを通してkidsbowlのことを広められるようになりたいです。
これから
kidsbowlでは、定期公演「月一」の中で、各メンバーが特技を活かす挑戦コーナーを行っています。私はそこで、fishbowlの楽曲を自分で譜面に起こして、自分なりのアレンジで弾き語りをしたり、初めて作詞作曲した楽曲を披露したりしました。
私の弾き語りで改めて曲を好きになったと言ってくださる方がいたり、私の作った曲をもっと聴きたいと言ってくださる方がたくさんいて、「もっと音楽をやりたい」と強く思いました。
カバー曲は自信を持って披露できても、自分で作った曲に自信が持てていないことが今の私の課題です。だからもっと満足できるものを作って自分自身のことも認められるようになりたいです。
そしてこれからも自分なりの表現で音楽をたくさんの人の心に届けていきたいです。
「月一」で披露した湖月の弾き語り!
— 光岡りよ (@RIYO_kidsbowl) December 21, 2025
自分でコードを書き起こしました。
私にしかできない表現ができたと思います!!
たくさんの人に聴いてほしい!!! https://t.co/yJ13rWWp8P
アイドルとしては成長途中ですが、ギターはずっと人生に寄り添って来てくれた存在です。私の歌やギターは特別テクニックがあるわけではありません。でも、アクセントの付け方や抑揚の付け方などの、自分にしか出せないものがあると思っています。
だから「成長を見守ってもらう」というより、「誰かの心を揺さぶりたい」という気持ちで向き合っています。
これからも、自分の音楽で誰かの人生を少しでも彩れたら嬉しいです。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
次回は、私が取得している資格「和裁技能士」についてお話しします。
文・写真/光岡りよ(kidsbowl)
