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【マンスリーアイドルコラム No.043・初週のみ無料公開】アイドル革命 有栖なのは #1「夢に手を伸ばした先で」(9月金曜担当・全4回)

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ガラスガールNEXTでお送りする、毎月さまざまなアイドルが登場しフリーダムに執筆する「マンスリーアイドルコラム」。

本日より9月金曜を担当するのは、アイドル革命・有栖なのは。

彼女のコラムは今月5日、12日、19日、26日の全4回配信。

ちなみに、火〜金曜それぞれ初週はガラスガールNEXT未加入の読者も閲覧可能。来週以降はぜひ、ガラスガールNEXTへご加入を。

「自分にできないことなんてない」って思っていた

 はじめまして。9月金曜日のマンスリーアイドルコラムを担当させていただくことになりました。「アイドル革命」ピンク担当、高校3年生18歳・有栖なのはです。

 私は、全4回でアイドルになる前から今までの活動を振り返り、実際その時にあった出来事や気持ちを全てお話しさせていただきます。思ったことや経験したことを素直に、嘘無く書かせていただきました。

 私の人生と私のアイドルに対する気持ちを知っていただけたら嬉しいです。

* * *

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 2007年6月10日。三姉妹の末っ子として生まれた。

 小さいころから好奇心旺盛で、フラダンス、チアリーディング、ドラム、体操、プログラミング、習字、塾、ピアノ、剣道……たくさんの習い事をしてきた。

 その中でも特に覚えているのは、ドラムとチアリーディング。小2から中1まで続けたドラムでは、大人に混ざってLIVEやフェスに出演したり、音楽教室のWeb CMにも出た。

 チアリーディングでは入った時から「トップ」という一番目立つポジションで、踊る時は大抵センター。

 プログラミングでも躓くことなく簡単にミニゲームを作ったり、習字でも段位をどんどん上げたり。当時の私は何をやっても上手くいったから「自分にできないことなんてない」って思っていた。

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 でも、ひとつだけ、なりたくても全然行動に移せなかったものがあった。それが「アイドル」だった。

 当時K-POPアイドルを推していた私は、自分がアイドルになるなんて夢のまた夢だと思ってた。それでも、今まで上手くいくことが多かったから、心のどこかで「もしかしたら……」って小さな期待もあった。

 ある日、家族に「オーディション受けてみなよ」って勧められた。叶わない夢かもしれないけど、やらない後悔より挑戦したいと思って、オーディションを探し始めた。

 「アイドルってどうやってなるんだろう?」。最初はそこからだった。Xで色んなアイドルを見て、毎日オーディションサイトと行き来する日々。

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 2021年10月15日。

 タイムラインに一人のアイドルの女の子が流れてきた。「本日、お誕生日を迎えました」というツイートと一緒に写っていたのは、キラキラ輝く宮花ももちゃん。

 その瞬間、「この子みたいになりたい。この子と一緒にアイドルをしたい」って、強く思った。

 そこから宮花ももちゃんを調べて、「プリュ」という事務所を知った。絶対ここでデビューしたいと思っていた私は「プリュ オーディション」と検索した。

 すると出てきたのは「JAPANARIZM 新メンバーオーディション」。ライブ映像を検索しているうちに、小日向夏実ちゃんにも出会った。小さい体でパワフルにパフォーマンスする姿に惹かれて、私はJAPANARIZMのオーディションを受けることを決めた。

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 2021年10月20日。

 JAPANARIZMのオーディションにLINEで写真と一緒に応募した。6日後には書類審査通過の連絡が来た。

 2021年11月3日。二次審査当日。

 当時14歳だった私は一人で都内に行ったことが無かったから、母が車で連れていってくれた。課題曲は『JAPANAFLIGHT』だった。小日向夏実ちゃんを見ながらたくさん練習したので自信はあった。

 審査の中で「プリュネクスト」という研究生プロジェクトの存在を知り、迷うことなく私は「やらせてください!」と伝えた。家に帰ってから「研究生プロジェクトを勧められた=JAPANARIZMのオーディションには落ちたんだ」と気づいたけど、それ以上に「夢に一歩近づける」嬉しさは大きかった。

 2021年11月17日。

 落選通知と一緒に、プリュネクストへの加入提案が届いた。研究生プロジェクトだとしても、プリュに所属し、アイドルを目指して活動することができる。迷わず加入を決めた。