ガラスガール NEXT

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【マンスリーアイドルコラム No.038】unSea りな #1「私の前世と現世の私」(8月水曜担当・全4回)

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ガラスガールNEXTでお送りする、毎月さまざまなアイドルが登場しフリーダムに執筆する「マンスリーアイドルコラム」。

本日より8月水曜を担当するのは、unSeaのりな。

彼女のコラムは今月6日、13日、20日、27日の全4回配信。

ちなみに、火〜金曜それぞれ初週はガラスガールNEXTに未加入の読者も閲覧可能。来週以降はぜひ、ガラスガールNEXTへご加入を。

そこに私がやりたかったアイドル像を発見してしまいました

unSeaのりなです!

今回ガラスガールさんにお話を頂いて、私でいいんですか!? と思いつつも、元々、本を読むのが好きだったり書き物に興味があったので、すごくいい機会をいただけたととっても嬉しかったです。

でも今、書き始めてみてじわじわ緊張感を抱いてます。どうか温かい目で最後まで読んでくださると私が喜びます。

私は現在unSeaに加入して10ヶ月が経とうとしています。

26歳というアイドルとしては遅めのスタートなこともあり、その前は何をしていたかどんな人生を送ってきたのか、話していけたらいいなと思います。

小さい頃は人見知りもしないし、目立ちたがり屋負けず嫌いで、小学2年生の頃から通っていたダンススクールの発表会や、コンテストに出て踊ることが大好きでした。

読者モデルをしたり、人前に出ることへの憧れもずっとありました。

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そんな私が、もしかして人見知りなのかもしれないと気付いたのが、小学校高学年になって、初めて芸能事務所に所属したあたりからです。

茨城から東京に通うようになり、同年代で可愛くてダンスも歌も上手な子がたくさんいる環境に完全に圧倒されてました。

そもそも私は、ダンスしか習ったことがなかったし、歌というものが自分から1番かけ離れた存在だと思っていたので、事務所の初めてのレッスンで、急に「今から曲をかけるから、鏡に向かって自由に歌いながら踊れ」と言われて「おしまいだ」と思いました。

途中で集中してない子はその場で帰らされたり、一緒に頑張ってきた同期の子たちがある日一斉に辞める事になったり。子供ながらに、なかなか厳しい世界だったなと思います。

毎週木曜日、どんよりとした気分で渋谷に向かっていましたが、今になってあのレッスンがなかったら、その後ぶち当たる壁たちに立ち向かえなかっただろうなって。

今だから言えますが、茨城から通っていて交通の便が良くないことを理由に何度かサボりました(本当にすみませんでした)。

そしてここまで歌をやりたくないという気持ちでいましたが、私は原宿駅前パーティーズとしてアイドルデビューすることになりました。

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毎週末、専用のステージで歌って踊って、ファッションショーや、トークをしたり、それこそアイドルが普通に経験すること以上の経験をさせてもらいました。

そのあと原駅ステージAとして、メジャーデビューしてCDも出させてもらい、音楽番組やイベントにも出させてもらう機会もあって。当時は本当に何も考えずに言われたことだけをやっていましたが、とても恵まれた環境であったなと思います。

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もちろんその分つらいこともあるので、一緒にデビューした同期のメンバーとカフェで、自分たちの現状について話し合って泣いたり、ひとりで泣きながら茨城まで帰ったこともありました。でも、それ以上に自分にファンがついて、たくさんの人に応援してもらえるということが何より幸せでした。

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その後活動を終えることになり、私は大学に通いながらアルバイトを始めました。

この期間に私は、周りの同級生と比べて一人でなにもできないことに気付き、生活力、社会性というものをかなり身につけたと思います。

それまではお金のおろし方も知らなかったし、旅行に行くチケットを取るのも初めてでドキドキでした。笑

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この時も人前に出る仕事がしたいという気持ちは変わってないですが、人間として成長出来る大事な期間でした。

そして大学を卒業するタイミングで韓国に渡ります。

KPOPアイドルとしてデビューすることが決まったからです。

韓国に行くことは家族ぐらいにしか言ってなかったので、半年後ぐらいに友達にも知られ始めてかなり驚かれました。なぜ隠すんでしょうか。笑

約2年弱、韓国に住んでBEAUTYBOXのメンバーとして音楽番組やイベントに出たりしました。

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多国籍なメンバーと共同生活もして、文化の違いなど、日本で活動していた時とはまた違う大変さがありましたが、この期間にも沢山のことを学んで、私のメンタルはさらに強くなったと思います。

韓国語ができるようになって、興味の幅も広がりました。

さすがに使わなすぎて忘れかけているのでまた勉強再開しようかなと思っています。

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誰にも言わずどこにも発信せずに韓国に渡ったわけですが、そこでも昔から応援してくださるファンの方が見つけてくれて応援のメッセージを送ってくれたり、見に来てくれるのが本当に本当に嬉しかったです。

遅いと言われるかもしれませんが、アイドルの自覚というものがやっともてた瞬間でした。

あと、ここまで色々書いていて改めて思ったのが私の母はかなり寛容だなということです。1回辞めてるのに、またアイドルになろうとしてる、それも海外で。

なぜ送り出してくれたのでしょうか。笑

そしてその活動も終え、日本に帰ってくることになり、2年程たったころ

unSeaに出会いました。

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もうさすがにアイドルは無理だよと思っていましたが、とりあえずライブを見に行かせてもらったんです。

……こんなに歌いながら踊れて、しかも音楽も良くて歌詞にも共感できるし、儚くて……。

そこに私がやりたかったアイドル像を発見してしまいました。

3度目のアイドルですが、加入という形は初めて。

今までみのりさんとまなみさんが守ってきたものを壊さないように、でも自分が加入させてもらう意味もちゃんと考えなきゃいけないという、初めてのプレッシャーを感じました。

2人のファンを長くやられてる方は、まなみのりさ時代の曲をセルフカバーすることにいい気持ちをしない人もいるだろうし、何度も形が変わるグループを応援する辛さもあると思います。

でも、メンバーのみのりさんとまなみさんは、初めてカフェで顔を合わせた時から、ニコニコ快く迎え入れてくれて。「そんなに優しくしなくていいですよ?」って程、親切にしてくれて。

新メンバーとしてお披露目された後は、ファンの方が、反感どころか、「入ってくれてありがとう」と何人もの方が伝えに来てくれて。

「ああ、ファンの方はアイドルの鏡なんだな、この人達のために自分はもっと頑張ろう!」と思えてます。

思ったより早い段階で「そめの」という私の苗字が浸透してしまったことだけが想定外でしたが。笑

売れるために、自分たちで考えて、話し合って、行動して1から参加するのも人生で初めてだったからこそ、先日海の日に行ったduoでのワンマンライブは本当に自分でも良かったと言える自信があります。

最初は「そんなことまで自分でやってるんですか!?」とビックリすることも多かったのですが、最近は私も適応してきました。笑

やること多いのは大変だけど、出来ることが増えるのは嬉しい!

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そして来年決定しているZepp Shinjukuでのライブも含めて、これから行うライブは全て自信があります。

そこそこ長いアイドル人生の中で、今が1番自信をもってアイドルしていますと言えるんじゃないかな。

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「おいおいunSea大丈夫かよ……」ってみんなを不安にさせた時間は長かったかもしれないけど、ここからは深海から地上へ浮上していくだけなので期待していてほしいです。

私は今、まなみさんとみのりさんの日々進化していく天然変人ムーブに困惑する毎日ですが、そんな面白お姉様達とここからもっともっと上を目指していくのが楽しみです。

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最近出会ったファンの方から、「嫌じゃなかったら……」と少し気を使いながら前世のことを聞かれることも多かったので、私の前世と今について書いてみました。

基本的にエモいことが大好きなので、自分について振り返ってみるのもなかなか楽しかったです。

こんなに長く書くつもりじゃなかったので少し恥ずかしいけど、最後まで読んでくれてありがとうございます。

次回もお楽しみに!

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PROFILE

りな(unSea)

りな
1998年10月4日生まれ。茨城県出身。
担当カラーはロータスピンク。2024年10月6日に加入。

オフィシャルホームページ

https://lit.link/unsea

文・写真/りな(unSea)