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TIF2025×ガラスガール! TIF2日目で見つけた“夏のシンデレラ”候補を一挙紹介!

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白岡今日花(Task have Fun)ガラスガール18代目カバーガール

こんなにまで心動かされる人、ズルいです

PROFILE

アオキユウ

ガラスガールのデスク。『週刊プレイボーイ』(集英社)などでアイドルを中心にインタビューや映像制作を行なう編集・ライター。連載『奥津マリリはビールが飲みたい。』『新居歩美コラム あゆちのあたまの中』を担当。

アオキが2日目にピックアップしたのは、AsIs・瀬乃ひより。

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AsIs・瀬乃ひより

 直前のなみ消しの客を決して離そうとしない『大人の青春』、まるでこの日のために作り上げられたような夏曲『NO FILTER.』を筆頭に、まみれる汗にも乱れる髪にもいとわず。走る、叫ぶ、時には声色を変えて最大限に楽曲の世界を届けていく。

 初めてのTIF、ステージはこの日かぎり。「AsIsは全員が全員、並々ならぬ気負いと気合いの中で土曜の朝イチのSMILE GARDENに挑んでいた」。それはきっと、あの場にいた人間の共通認識だと思います。自分たちをなかなか認めてこれなかった人たちが、ここに辿り着き、どんな思いで今日挑んでいたのかを想像し、じんわりと目が熱くなっていくことを自覚しながらステージを見ていました。

 そんな20分間の終盤、『特別アドラブル』。結成したばかりの頃に生まれ、彼女たちが最も歌ってきたんじゃないかという代表曲の落ちサビ。

“最高の人生 きみが変えたんだ”。

 それまで特大笑顔を見せていた、歌唱力抜群な瀬乃ひよりさんの声が徐々に徐々に上擦っていく。涙が込み上げて歌えなくなっていく。瞬間、完璧すぎて笑ってしまいながら、はっきりと涙する自分がいました。

 ナチュラルな姿でこんなにまで心動かされる人、ズルいです。ですが、最強でした。

もう「あの時」を取り返すことはできないので

PROFILE

赤木一之

新宿タウン誌、ゴールデン街ガイドブックの編集長を経て、フリーの編集・ライターに。アイドルの取材、ブッキングを行なっていたこともあり、ガラスガールにも積極的に携わっている。

赤木が2日目にピックアップしたのは、fishbowl・新間いずみ。

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fishbowl・新間いずみ

 この企画に参加していると「あの時選出しておけばよかったな」と思うこともあって、昨年見た新間さんがそう。

 低音と裏声の合わさった唯一無二の歌声は、聴いただけで人を振り向かせる力があると思う。

楽曲によっては外国人歌手のような流暢な歌い方に聴こえる部分もあって、アイドル歌唱においてはひとり違う領域に達していると思う。淡々としていてどこかミステリアスな雰囲気もありながら、ライブ中のあどけなさと愛嬌たっぷりの表情にも惹かれる。

 という気持ちを抱いて1年。なぜ昨年選出しなかったかというと、昨年のTIFで初お披露目した赤い衣装姿を見逃したから。かわいかったのに。で、今年のTIF 2日目の朝の浮島ステージには、あの赤い新間さんがいた。なんだったら前日のポンチョ衣装姿もかわいかった。

 朝の野外で聴くfishbowlも良かった。リルネード『もうわたしを好きになってる君へ』カバーからの『白線』が身体に優しくて、いい朝のスタートを切れた気がして、新間さんの歌声や表情にも癒されて。

 これは選出しないと後悔する。今年10月には新間さんは卒業するし、もう「あの時」を取り返すことはできないので、ここに残しておきたいなと。

 そして今日3日目、夜のSKY STAGE。CYNHNからのfishbowlのトリは今想像しただけで感動している。