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TIF2025×ガラスガール! TIF1日目で見つけた“夏のシンデレラ”候補を一挙紹介!

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昨年の夏のシンデレラ・鈴野みお(Rain Tree)

「夏だー!!」と一気に目が覚めました

PROFILE

武田敏将

さまざまなアイドルの現場に通い、その目と足で追いかける“現場派”カメラマン。「カメラを覗いていて“ホンモノ”と出会った瞬間、レンズが勝手に引き寄せられる」という名言を持つ。ガラスガールでは初代よりカバーガールグラビアを撮影。

武田が初日にピックアップしたのは、衛星とカラテア・春瀬もも。

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衛星とカラテア・春瀬もも

 15周年目のTIF、初日の朝。まだ会場がどこかふわふわとした空気の中、120%の気合いと爆発的な笑顔で登場した彼女を見て、自分は「始まった」「夏だー!!」と一気に目が覚めました。グループとしてのライブもすごく熱く、中でもPR大使の春瀬さんは多種多様のレスをしきりに繰り広げ、MCでも熱い言葉を投げかけていました。

 「そう、こういうアイドルのライブを見たいんだよ!」。そう思わせてくれるパフォーマンスでした。

ある種の大役を任された彼女

PROFILE

アオキユウ

ガラスガールのデスク。『週刊プレイボーイ』(集英社)などでアイドルを中心にインタビューや映像制作を行なう編集・ライター。連載『奥津マリリはビールが飲みたい。』『新居歩美コラム あゆちのあたまの中』を担当。

アオキが初日にピックアップしたのは、タイトル未定・多田萌加。

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タイトル未定・多田萌加

 TIFを愛しTIFに愛された、その申し子のような阿部葉菜さんを欠くタイトル未定。前日に今年のTIFは4人で臨むことが発表になり、どんなステージになるのか想像できないまま彼女たちを見に行きました。

 正直、当然、フルパワーのタイトル未定ではなかったと思うんです。いろんな想いを抱きつつも、きっとフォーメーションもある程度変われば歌割りも変わる。歌唱メンバーが代わるタイミングでマイクに声が乗ってこない機会も何度か見受けられました。

 それでも大崩れなんかせず、自分たちの空気感に観客を巻き込むのが彼女たち。雨上がりの屋外、誰もを見守る大いなる空に宣言するような『空』から始め、観客を取り込む『壊せ』、メンバー代わる代わるサビを重ねていく初披露の『走り出して』、TIFという単位でも最早おなじみの『青春群像』『灯火』。雨上がりという天候状況、ステージの規模、すべてを味方にしようとする30分間だったと思います。

 さて、ここまでグループの話しかしていませんが、その今日のタイトル未定でも非常によかったと感じたのが多田萌加さん。ステージでの彼女の姿はデビューライブを配信で見たきり。そんな中で語るのはおこがましいかもしれませんが、彼女のHOT STAGEでの佇まいは、4年のアイドル・ブランクを持ち、そしてこの日が「初TIF」だった人のそれとは思えませんでした。ひたすらに白い歯を見せる傍ら、ひたすらに落ち着いている。れっきとした「タイトル未定」の多田萌加なんだ、と。

 ラストの『鼓動』。そんな初めてのTIFで、彼女はある種の大役である語りを任されます。「ここにいる全員と、ここにいるメンバー“5人”で、この曲を完成させてください!」。北海道の地上波で日々活躍する人の、どこまでも届きそうな透き通った声。初日で一番印象的でした。