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【マンスリーアイドルコラム No.035】BELLRING少女ハート 東雲こずゑ「口とXじゃ間に合わない! 書こう!」(7月水曜担当・全4回)

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ガラスガールNEXTがお届けする、さまざまなアイドルが自由に執筆する月間連載「マンスリーアイドルコラム」。

7月の水曜日をご担当いただくのは、BELLRING少女ハートの東雲こずゑ。

7月9日、16日、23日、30日の4週にわたって公開する彼女のコラム。記念すべき1回目のお題は、膨大な“好きのカタログ”に見る、東雲こずゑと音楽。

ちなみに、火〜金曜それぞれ初週はガラスガールNEXTに未加入の読者も閲覧可能。このコラムを気に入ったみなさん、ぜひガラスガールNEXTに加入して2週目以降もチェックしてみてください!

10歳児、2016年のアイドルシーンに沼る

はじめまして、東雲こずゑです。

BELLRING少女ハートというグループでアイドル活動をしています。

今回ガラスガールさんにお声がけいただき、7月の毎週水曜日にコラムを書かせていただくことになりました!

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noteを不定期で書いてはいたものの、普段は140字に文を頑張ってまとめるという脳の使い方しかしていないので、制限なく書いていいよといわれて大はしゃぎ。

わたし、伝えたいことだけを脱線せず伝えるのがすごく苦手なんです。

私の脳内って1秒あたりに140字ミチミチのツイートが20個以上流れるタイムラインみたいなもので、拾おうとした時にはもう藻屑(これは寝ている時以外はずっとそう。脳に冷却ファン取り付けたくなる)。

私と特典会で話したことある人は分かると思うけど、呼吸を忘れてしまうほど脳から言葉が滝のように流れてくるのです。

1分以内にいっぱい話せることは利点と思われがちですが、矢継ぎ早な思考は普段生きる分には必要ないのです。オーバーヒートするから。

(不思議とライブ中だけ思考が止まるのでこの仕事大好き!)

ノンストップな脳みその行き場所はずっとiPhoneのメモ帳でした。

見せることなく黙々と書き続けていた。

Twitterに載せたら皆も見れるし良いのかもしれないけど、140字以上のツイートってあまり読まれないなと思っちゃう。

どれだけ思うことがあろうと私の気持ちより簡潔さと拡散されやすさを優先してしまう(これって140字病だね)から、思考開示には選べない場所だった。

そんな自意識のせいで削ぎ落とされてしまった言葉って実は沢山ある。noteだって若干よそいきです。

表に出す際死んでいった思考たち、こういう場を用意してもらったからここでは極力原液を思う存分書き散らそうと思ってます。

うれしいなー! よろしくお願いします。そして皆、ここまで全部前置きですよ。

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上の文章を体現するかのようにもう800字以上書いてしまったわけですが、初回なので自己紹介をしますね♩

東雲こずゑ(しののめこずえ)

2005年6月22日に生まれ、先日20歳になりました。出身は東京。

BELLRING少女ハートの水色担当。

ゆるめるモ!のめありちゃんとユニット活動もしており、名はBabywiper or Gangsterといいます。略称はベビギャ。

好きな食べ物は茶碗蒸し、グミ、ゼリー、パフェ(バニラは嫌い)、 しらたきです。

嫌いな食べ物はありすぎるので内緒です。

趣味はお絵描き、ネットサーフィン、ギター、麻雀、ロリィタ服を集める、ゲーム(FPSやホラーが好き))、映画、漫画、アニメも好きです。読書もする。

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そしてそれ以上に最大の趣味がありまして……。

それは“音楽”です!

バンド、ボーカロイド、アイドル。

好きになった全ての音楽から影響を受け私はこの仕事に就きました。人生を変えられちまったわけです。

音楽との出会いはたしか幼稚園年長の時に偶然テレビで見たきゃりーぱみゅぱみゅさんだったと思う。

すぐ好きになり小2(多分?)の誕生日でアルバム『なんだこれくしょん』をねだった記憶がある。

そしてその年のハロウィンで『つけまつける』の衣装を親に作らせた。

あとは同時期くらいに祖父の車で流れていた『白虎野の女』。

当時はわけも分からず聴いていたが、中学生になって映画『パプリカ』を観た時にこの曲知ってるぞ……! となった。私が平沢進さんに出会ったのはこれがきっかけ。

小学2年生、偶然流れて聴いた音楽もありつつ、意識的にdigりはじめた歳でもあります。

親のPCで観たニコニコ動画に衝撃を受け、ボーカロイドや東方(Project)など、インターネット文化にどっぷりと浸かっていった。

最初の頃聴いたのは『メルト』や『私の時間』、私を厨二病にさせた『六兆年と一夜物語』『カゲロウデイズ』(年代バラバラですけどこんな感じ)。

好きな曲はここから先沢山出来るんですが書ききれない、無限になるから自重しますね。

当時全部聴き漁るくらい好きだったボカロPさんはトーマさん、きくおさん、鬱Pさん、ハチさん、じん (自然の敵P)さん、ぽわぽわPさんなど。

この時期のボーカロイドの声が大好きなんですけど、最近好きになった層は受け入れられるのかな。

当時機械音に抵抗ある人がかなりいたイメージ、今は息遣いとかすごく人間的だよね。調教すごい。

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好奇心旺盛な子供はニコニコ動画だけに収まらずYouTubeにも進出します。

当時ももいろクローバーZさんにハマっていた私はMVをひたすら観ていた。

(ハマったきっかけは『悪夢ちゃん』というドラマの主題歌がももクロさんだったから)

『サラバ、愛しき悲しみたちよ』から『ミライボウル』、『Z女戦争』。アイドルにしっかりハマったのはこれが最初かもしれない(AKBさんも好きだったけど全然ニワカ)。

そしてその次の年の誕生日プレゼントにライブDVDをねだり見事にモノノフと化します。

(西武ドームの極寒のやつを買ってもらったよ)

そこから子供でライブに行けない私はひたすらYouTubeでももクロさんを見漁ります。

そんなことをしているうちにおすすめタブがアイドルだらけになるのです。

東雲をご存知の方はもう察しているかと思う。

偶然のタップで流れたのはゆるめるモ!さんの『逃げろ!!』。

ここから間違いなく私の人生は確変に入ります。

髪色が派手でかわいい! 歌声がかわいい! お客さんが人の上に乗っかっている! 衣装がつなぎ!

全てが衝撃で、たまらなく可愛くて歌詞も私のこと歌ってるみたいで一瞬で大好きになりました。

特に好きになったあのさん。推しという概念が無かった私に初めてできた推しメンでした。

私が今水色担当なのもあのさんが好きだからです。加入時に何色がいいか聞かれて、絶対に水色がいい! と言った。

これは当時10歳頃の話。まだまだ在宅期間が続きます。

好きになったらとことん掘りたい癖のある私はまたしてもゆるめるモ!さんを聴き漁り、深夜番組は録画し生活を埋めつくします。

直接会えないなりにインターネットから限界まで摂取して心を満たしていました。

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どんどん掘り続けることで見つけた1本の動画。

それはゆるめるモ!さんがBiSさんの『nerve』を踊る動画でした。

正確には『nerve“日本エヴィゾリ化計画”』という企画に参加するゆるめるモ!さん。

ももクロさんが好きな私はエビ反りで嬉しくなりBiSさんを調べ始めます。そこからまたBiSさんの曲を好きになり聴き漁りどんどんアイドルへ陶酔していくのです。

知った時にはもうBiSさんは解散していたから完全に後追いだったけど、調べるほど面白い情報が出てきてワクワクした。

リアルタイムで追っていた研究員の皆さんが羨ましくてもっと早く生まれたかったなとずっと思っている。

(見つけた当時1期が大好きだったけど、この先2期と3期にも出会って全部好きになったよ!)

primal.のMVは衝撃で、親に見られちゃまずい! と子供ながら思って何とかして履歴を消そうとしていた。

当時他に聴いていたアイドルさんはでんぱ組.incさん、BPM15Qさん、Maison book girlさん、スマイレージさん、私立恵比寿中学さんなど(他にもっと沢山います!)。

沢山素敵なアイドルさんの曲に出会えました。

そこで勿論BELLRING少女ハートとの出会いもあり……。

ちゃんと現在に繋がっているね。

私がここにいるのはこの流れがあったからで、何か一つでも欠けてたら非行に走っていたかもしれない。もしくは部屋にひきこもっていたかも。

アイドルに人生救われた人間です。

ここからなぜ私がベルハーに入るのか、現場に通うようになってからの心情の変化、あえて一切触れなかった学校生活のこととかを書きたいところなんですが、それはまた来週にしちゃおうかな。

アイドル以外にも趣味があるし、4回で収めなきゃいけない分本当は今回で全部書きたかったんですけど、あまりに書きすぎた。コラムってこんな長編でいいのかな。

手さぐりですけど自分の人生を詳しく文字起こしすることないから楽しかったです。

ここまで読んでくれてありがとうございました!

来週もお楽しみに!

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PROFILE

東雲 こずゑ(BELLRING少女ハート)

しののめ こずえ
2005年6月22日生まれ、東京都出身。
身長160cm、血液型不明、靴のサイズ23.5cm(23〜24cmは大体いける)。
特技は記憶、関節が柔らかい、インターネットに強い、超音波。
チャームポイントは笑い声がイルカみたいで愉快。
7/22、東京・WWW XでRAYとのツーマンライブ「COTTON CANDY」を開催する。

オフィシャルホームページ

https://bellringgirlsheart.amebaownd.com/

文・写真/東雲 こずゑ(BELLRING少女ハート)