お酒を飲んでいるからこそ言える本音

先ほど、写真集での「涙」の話をしましたが、6月7日に日比谷野外大音楽堂で開催されたグループ結成10周年キックオフワンマンライブの、アンコールでの涙も印象的でした。
- 熊澤
日が沈みかける頃に『逆光』で綺麗に終わることになっていたので、元々アンコールは予定していなかったんですけど、ステージ裏でイヤモニをしていても、それを突き抜けるくらいの声量でみんなの「アンコール」が聞こえてきて。その熱量や愛に圧倒されちゃって、急遽、ステージに戻って『runRidrive!』を披露しました。
ステージに戻っても熱量が保たれてて、「10年目でもまだまだこんなに必要としてもらえている存在」というのが嬉しくて、感極まっちゃいました。
その1週間ほど前、9周年ツアー最終日のアンコールのMCでは、里仲菜月さんと、珍しく白岡今日花さんが涙を堪える場面もありました。
- 熊澤
私もツアーが楽し過ぎてウルっときた瞬間はあったんですけど、ふたりがステージ上で堪えている様子を見て、「私がしっかりしなきゃ」って気持ちで見守っていて。いつもそれを白岡がやってくれていたと思うと、「支え合いだな」と思いました。

ふたりはどうして涙を流したと思いますか?
- 熊澤
ふたりは多分、「9年変わらず3人でやってこれたこと」とか「本当に10年目に入っていくんだ」みたいなことを考えたんだと思うんですけど、でも一番は「3人でいること」が大きいのかな。最近、3人でよくご飯に行くんですけど、昔を振り返ったり、これからの話をしたりとかして。「あの時はこう思っていた」とか、お酒を飲んでるからこそ言える本音もあったりします。
絆が深まるいい飲み会ですね。
- 熊澤
野音のワンマンが終わってからも飲んだんですけど、ふたりから改めて「いつも支えてくれてありがとう」って言われて、めっちゃエモかったです。

10年分の感謝が詰まっていますし、中学生でデビューした3人がお酒を飲みながら労っているシーンがエモいです。そういえば、野音でGUCCHO氏(主に初期の楽曲を手がけている作曲家)と2年ぶりに再会して、3人とも号泣したそうですね。
- 熊澤
初期の頃から支えていただいていて、見に来てくれると思っていなかったから嬉しくて。ここ最近で一番泣きました(笑)。