ネオアゲに私のほかにもMINAって子いたっけ?
そしてダンスやボーカルのレッスンは合格後すぐに始まったわけですね。アイドル経験者にとってアプガグループのレッスンっていかがですか?
- MINA
キツいです!(即答)
- 青柳
だよね!
- MINA
アプガはどのグループもすごいことをやっているからレッスンも厳しいんだろうなと思ってはいたんですけど、それでもキツい……(笑)。
加入先が流動的な以上、3グループの曲を全部覚えなきゃいけないわけですもんね。
- MINA
しかもグループごとにキツさの種類が違っていて。にきちゃん(アップアップガールズ(2)の愛称)は曲自体はかわいらしいはずなのにダンスがすごく激しいから体力的にキツくて、アプガ(プロレス)はリズムがすごく難しくて。で、アプガ(仮)は激しい曲やかわいらしい曲から落ち着いた曲までバリエーションが豊かだから表現のしかたが難しいんです。グループごとにそれぞれ違う魅せ方をしなきゃいけないのがかなり大変ですね。

- 青柳
にきちゃんの曲はホントにヤバいよね。「なんでその曲をそんな涼しい顔でできるの?」って感じで。でも、私「ネオアゲプロジェクトが立ち上がります」って聞いたとき「一緒にレッスンしたいです」って言ったんですよ。私は本当に歌もダンスもまったくやったことのないド新人としてアプガ(仮)に入ったのに、それから2週間くらいでデビューすることになっていたし、その1カ月くらいあとにはもう単独ライブのステージに立っていたので。
正解の形がまったくわからないどころか、ダンスの用語すらわからない。先生がなにを言っても「えっ? なんですか、それ」「お願いだから日本語で話してください」みたいな状態の中、あの超高難易度のダンスを詰め込んでいる感じだったので、あらためてネオアゲの子たちと一緒にダンスを基礎から教わりたかったんです。今MINAちゃんが言っていたようなアプガグループそれぞれの曲のテイストの違いも体感したくて。もちろんダメだって即答されましたけど(笑)。
渡辺さんは今ネオアゲに入りたい?
- 渡辺
すごく薄い表面的な話をするなら「いろんな曲をレッスンできるのは楽しそうだなあ」「いいなあ」と答えるところなんですけど、今のMINAちゃんの話を聞いたら「いや、それはちょっと……」って感じですね(笑)。
ネオアゲ1期生はすでにブライツ名義でライブデビューしているから、3グループの曲を覚えるだけじゃなく、そのレッスンやリハーサルもしなきゃいけないし。
- 渡辺
怖っ!(笑)
- MINA
そういうことを考えるヒマもないくらい忙しくさせてもらっていたから全然気づいてなかったんですけど、今になって自分で自分の置かれた状況が怖くなってきました(笑)。
そして5月6日の東京・飛行船シアターでの当時の体制でのアプガ(仮)の最後のライブのエンディングで、MINAさんと同じくネオアゲのMARINさんの加入が発表されました。
- 一同
はい。
YU-Mの社長・山田(昌治)さんの手紙を代読する形で発表した青柳さんはおふたりが新メンバーになることは事前に知っていたんですか?
- 青柳
1週間くらい前に「ネオアゲからMINAとMARINをアプガ(仮)に入れようと思う」という連絡をいただきました。そしてそのときまず思い浮かんだのは「全員くださいよ」(笑)。

アプガ(仮)は4人メンバーが減るんだから、ネオアゲメンバー5人全員アプガ(仮)に寄越せ、と(笑)。
- 青柳
MINAちゃんとMARINちゃんはもちろん、ネオアゲメンバーが全員素敵な子なことは知っているので。
渡辺さんがMINAさん、MARINさんのアプガ(仮)加入を知ったのは?
- 渡辺
みなさんと一緒。佑芽ちゃんが手紙を読んでいるときです。その日のライブではネオアゲとアプガ(プロレス)とにきちゃんがオープニングアクトを務めていたので、本番が終わったあと、みんなで関係者席でアプガ(仮)のライブを観ていたら、突然MINAちゃんとMARINちゃんがステージから「おいでおいで〜」ってされたから、めっちゃ驚きました。
「おいでおいで〜」直後のリアクションを観ていれば一目瞭然。MINAさんにとっては完全にサプライズ発表だったんですよね?
- MINA
手紙の途中に「新しい仲間を」って書いてあったから「ああ、実はネオアゲとは別にアプガ(仮)の新メンバーオーディションをやっていて、今、舞台袖には合格した子がスタンバイしてるんだな」ってのんびり観ていたら、そのあと「ネオアゲのMINAとMARIN」って名前が聞こえて。一瞬「あれ? ネオアゲに私のほかにもMINAって子いたっけ?」って考えちゃうくらい冷静にはなれなかったです(笑)。
