【マンスリーアイドルコラム No.031・初週のみ無料公開】wonder channel 佐々木りな #1「私の夢を馬鹿にしないで」（6月木曜担当・全4回）

ガラスガールNEXTでお送りする、毎月さまざまなアイドルが登場しフリーダムに執筆する「マンスリーアイドルコラム」。今月より、火曜日・水曜日・木曜日・金曜日の4日間、4人のアイドルがコラムに登場です！

6月の水曜日を担当するのは、「wonder channel」の佐々木りな。

6月5日、12日、19日、26日と、4週にわたって公開される彼女のコラム。初回はアイドル活動を始めたきっかけについて。

ちなみに、火〜金曜それぞれ1週目はガラスガールNEXTに入っていないすべての読者も閲覧可能！　ぜひ、ガラスガールNEXTへご加入を！

夜な夜な部屋でアイドルごっこをするくらいには憧れていた

　初めまして！　6月のマンスリーアイドルコラムを担当させていただくことになりました、wonder channelのキッズチャンネル担当・グリーン担当の佐々木りなです。

　鹿児島県出身、好きな物はお酒と占い。大自然でお酒が好きな家族・親戚に囲まれ、自宅の神棚に置いていた芋焼酎の匂いをかぎながら育ちました。占いは、毎日チェックするのはもちろん、大事な日の前にはゲッターズ飯田さんの「五星三心占い」を必ず見ます。占いにも行ったことがありますが今のところ当たったことないです。

　あと、右左が瞬時に分かりません。車の免許を取る時、右折左折が分からなくて試験官に「指でさしてください」って言って困らせたし、アーティスト写真を撮る時も「左手を腰に当てて」と指示があったのですが分からなくて困らせました。

　そんな私ですが、アイドル活動はこのグループが初めてで、今年の6月30日に1周年を迎えます。めでたい！　ちなみに、wonder channelは渋谷にある「Wonder Ground」というアイドルカフェがプロデュースしているアイドルグループです。

　趣味でXに絵日記を投稿していたら、編集の方から「コラムを書いてみませんか？」とお誘いを受け、人生初コラムを書かせていただきます！　気合い入ってます！　しかし、まさか絵日記からお仕事をいただける日が来るなんて思ってもみませんでした。佐々木節たくさんで挑むので、楽しい気持ちで読んでいただけたらと思います。

　そもそも絵日記を始めたきっかけはファンの方から「やってみたら？」と言われたのと、絵を描くのが好きだったのと、オンライン通販の落書き写メを描くために頑張ってiPadを買ったので、「せっかくならたくさん使いたい」って気持ちで今年の2月からスタートしました。

　今となっては、Xに文章で伝えづらい出来事や、「しょーもないけど誰かに話したいこと」を自分なりに表現できる良いツールになっています。ファンの方から「楽しみにしているよ」「いずれ冊子にしよう」って言ってもらえたりもするので、毎日楽しく続けられています。よかったら初めて知ってくれた方も「#佐々木の日記」でチェックしてくれたら嬉しいです。

　思い返すと、今のグループでアイドル活動をしているのもファンの方からの助言でした。別のアイドルグループの配信オーディションに落ちた時、「りなちぃに合いそうなオーディションがあるから受けてみなよ」と言われ、割とすぐに応募したのを覚えています。

　「アイドルになること」に興味を持ち始めたきっかけは2つあります。

　元々、私は鹿児島で医療事務をしていました。患者さんと関わるのは楽しかったけど、「一生この仕事を続けるのかな……」と考えた時に「もっといろんな事をしたいな」と思い始め、「次は何をしようか」と考えていました。そんな時にアイドルオーディションの広告が流れてきて、「こんな人生もありだな」と思いました。

　もう1つは、「バンドじゃないもん！MAXX NAKAYOSHI」さんが好きで、47都道府県ツアーで鹿児島に来た時にライブを見て、純粋に「ステージからペンライトの光を見るのってどんな気持ちなんだろう」と気になったからです。

　アイドル自体は元々好きで、曲を聴いては夜な夜な部屋でアイドルごっこをするくらいには憧れはありました。が、田舎で育ってきたので「そもそもアイドルになる世界線に生きてない」と心の奥で思って生きてきたし、歌もダンスも未経験なので躊躇していました。

「でも、やってみたい……」

　そんな思いで、思い切ってオーディションを受けることにしました。しかも、なんとまあ親切なことにwonder channelの最終面接は交通費免除だったんです！　ラッキー！　「これは挑戦したい」と思い、家族に相談せずこっそりオーディションを受けました。

　今思うと、「新しい自分を発見できる場所」を探していたのだと思います。そして、どんどん面接が進んでいく中、「本当にアイドルになっちゃうのかな」と不安と期待でいっぱい。結局、親に言い出せたのは、最終面接で東京に行く前日の夜でした。

　驚いた両親の顔が今でも忘れられません。

　「騙されている！」と怒る母と、「お前がアイドル!?」と笑う父。

　一瞬、「挑戦したい」と思った自分を呪いましたが、「私の夢を馬鹿にしないでよ！」と咄嗟に怒って泣き出していました。この時、「本気で挑みたいものだったんだな」と再認識したし、「最後までやってみよう」と思いました。

　最終面接の日、不安そうな両親に「交通費出るから!!」「私みたいな田舎者絶対無理だから!!」とか謎の説得をして早朝の便に乗り、いざキラキラ東京へ。

次回は東京での出来事を書けたらと思います。

よかったら最後までお付き合いいただけたら嬉しいです！

文・写真／佐々木りな（wonder channel）