1番じゃなくて2番でもいい
1カ月後にグループを卒業されますが、7年間を振り返ってみてどうですか?
- 佐々木
中学1年生で加入して福岡から上京してきて、最初は戸惑いもあったし、どうしたらいいのか分かんなくて。ライブでも「一番若いから一番元気にやらなきゃ」と思い過ぎて、やり過ぎちゃうみたいな。「ちょっと佐々木、声デカすぎ」みたいに周りに言われたりして、頭がパンパンな時期もありました。
そんな苦悩があったんですね。
- 佐々木
それでも私を見つけて応援してくださる方もたくさんいて。そのおかげで活動ができてるっていうのは、本当にありがたいなと思います。当時の佐々木ほのかはあんなに尖っていたのに。
どんな尖り方だったんですか?
- 佐々木
メンバーは気付いていたと思うけど、「みんなで一緒に頑張ろう!」というよりは、「私だけが輝きます」っていう感じで突っ走ってました(笑)。
蹴落としてでも目立とうと?
- 佐々木
はい(笑)。

そのくらい強気な時期があってもいいですね。その頃にファンの方から言われた印象的な言葉ってありますか?
- 佐々木
印象に残っているのは、いつも会いに来てくださる方がいたんですけど、ある日突然、手紙で「推し変します」って宣言されて。しかも、同期だった中川千尋ちゃんに。「なんでわざわざ言ってくるの?」ってムカついたし、「私はもう人を信じない!」って思いました(笑)。
いい話を期待していたんですけど、まさかの恨み節(笑)。
- 佐々木
でも、卒業を発表してからその方もめちゃくちゃ会いに来てくれています。推し変したとしても私のことは好きでいてくださっているので、なんやかんや本当にたくさんの方に愛されてるんだなって思うし、1番が全てじゃないなと。
2番でもいいと。
- 佐々木
最初は「私を推して! 推して!」っタイプだったんですけど、それよりも「グループから去っちゃうんじゃなくて、グループの誰かに推し変してとどまってくれるなら、別にいいや」と思えるようになりました。推し変したくなるくらい、にきちゃんは素敵なメンバーが揃っているので。
いい話にまとまって良かったです。
