ドラマで体当たり演技を連発の田中美久「昔からやっていた『目の前の人を喜ばせたい』という気持ちが、女優のお仕事に生きているのかもしれません」

難しいですね。よくあるのが、「自分はどうしたいの？」、「どう見せたいの？」って言われたときに、困っちゃう。どう見せたらいいか聞いちゃいますね。こうやりたいってないのが、今の課題というか……。こうしてほしいって言われたら、全力で応えることはできるんですけど。

そのためにも、今はいろんな役をやっていきたいですね。まだやってない役とかジャンルの方が多いので、これからどうハマるものができるか楽しみです。

今、23歳なんですけど、同世代もいっぱいいるので、どうしようって思います。今はラブコメにすごく出たくて。でも子役からずっとやっている方だったり、10代で勢いある子が出てきたり、なかなか大変だなと。

逆にめちゃくちゃ意識しないです。奈子ちゃんとだけ比べちゃうと、自分が成長しない気がして。HKT48時代はなこみくってペアだったから、ライバルとかあったかもしれないけど、今はもっと大きい舞台で戦っているので。

そうですね。いろんな作品に出ていてすごいなと思ったり、お互いに相談できたりして、いい友達です。

演技で悩んだ奈子ちゃんが私の家に来て、私がこうしたらいいんじゃないって話したり、私もこれどう思うって聞いたり、10年以上の付き合いで、お互いに大人になって、深いところまで話すようになりましたね。

しますね。奈子が不倫モノのドラマに出たときは相談を受けましたし。

そういうのを考えるのが面倒くさくて（笑）。とにかく求められるものに応える。田中美久がどんな子っていうのは後からついてくればいいやと。こういう田中美久を見せたいというのがほとんどなくて。HKT48時代も、こう見られたいっていうのがないから、スタッフさんが困ってましたもん。

なので、こういうのに挑戦してほしいとか、こういうふうに演じてほしいとか。やってほしいことをどんどん言ってもらいたいですね。それで自分もどう応えたらいいんだろうって考えて、いろいろやっていくうちに型ができていったらいいのかなって思います。