昨年、HKT48を卒業し、現在はグラビアや女優で大活躍の田中美久が、ABEMAで放送されているオリジナルドラマ『死ぬほど愛して』に登場。田中は主人公の妻が働くパティスリーのパティシエ助手、小泉彩葉役。キュートな見た目で男たちをたぶらかす悪女を熱演している。
今回、彼女のことをアイドル時代から知る記者が直撃! 女優のルーツは以外なところにあった?
昔の私は彩葉みたいによく嫉妬してました
いやあーー、ドラマを見てびっくりしましたよ! 特に主演の成宮寛貴さんとのベッドシーン。すごい体当たりじゃないですか!!
- 田中
また体当たりしちゃいました(笑)。でも今回が1番頑張ったなって思っていて。日本にインティマシー・コーディネーターの方って3人いるんですけど。
いわゆる性的な描写があるシーンを撮影する際に、監督と俳優の間を取り持つお仕事の人ですね。
- 田中
1年も経たずに2人の方とお仕事しちゃいました。でも、やっぱり緊張もあって、なかなかうまくできなくて。コーディネーターの方に息遣いを教えてもらったり、成宮さんとどうやったら美しく見えるか研究したり、カメラマンさんにもどの角度から撮ってもらうのがいいか相談したり、頑張りました!
みんなで作り上げたシーンなんですね。“みくりん”といえば小悪魔なんて言われてましたけど、悪女になってしまったというか。
- 田中
いや、もう魔女かもれません(笑)。でも私が演じた彩葉は最初からそういう感じじゃなくて、過去にひどいことをされたのが原因で悪い子になってしまったので、そのあたりも思って見てもらえるとうれしいですね。

彩葉と共感する部分ってありますか?
- 田中
私は思ったことをバッと言うし、遠回りに進めるのは面倒なので、違うかなって思うんですけど、似てる部分もあって。彩葉は嫉妬することが多いんですよ。幸せそうにしている主人公のカップルを見て睨むとか。それは昔の私だなって。
そうだったの!?
- 田中
“なこみく(矢吹奈子&田中美久)”でいるときに、奈子ちゃんが可愛がられてると「私だって可愛がってほしい!」と嫉妬してて睨んでたんですよ(笑)。
ドラマの流れだと、そこから幸せをぶち壊すまであったけど!?
- 田中
今の私は平和主義なので大丈夫です! 後輩が入ってから生まれ変わりましたね。特に松岡はなちゃんとか、いつもニコニコしていて平和の象徴というか。嫉妬とかよくないなって思うようになりました。
それはよかった。最近は悪女を演じることも多いですが、慣れましたか?
- 田中
お芝居がうまくなったねって、すごい言われます。でも悩みもあって、不倫モノが多いんですけど、毎回同じようなお芝居になっちゃうのが嫌で……。声のトーンだったり、変化をつけていかないとなって。
不倫モノごとに。
- 田中
また不倫モノが来るかわからないですけど。ちゃんと違いを見せて、「この子も田中美久ちゃんなんだ!?」って、驚かれるぐらい、ガラッと変えられたら面白いかなって思います。
