ドラマ『女優めし』で主演を務める堀未央奈が乃木坂46から今までを振り返る。「すべてのアイドルに伝えたい２つのメッセージ」とは。

ちょっとずつ変わってはいると思うんですけど、大幅に変わったことはないです。外に出ることが多くはなったかな。友達に会う機会が増えました。乃木坂46時代は交友関係が狭かったです。でも、今はいろんな職業の方と仲良くなって、行動範囲が広がりました。ぼる塾の田辺（智加）さんのご自宅でお茶会をしたり、一般の職業の方も友達にいます。

今までは乃木坂46の看板を背負っていたので、プライベートでの行動も気にしていました。今は堀未央奈として生きているから、乃木坂46らしさを意識しなくてもよくなりました。

だから、お酒も乃木坂46時代はほとんど飲んでいませんでした。卒業してから飲むようになりましたけど、強いことがわかりました。かなり飲んでもほぼ変わらなくて。

ビールです。そして、ビールで締めます（笑）。日本酒とかいろんなお酒を楽しんだ後、最後にまたビールを飲むんです。飲んだらテンションが高くなります。飲むなら外食先ですね。家では飲みません。家は寝る場所だと思っているので。

考え方も行動もアイドル時代の経験が活きているなと感じます。オーディションを受けるときもそうですし、バラエティやお芝居に出演するときもそうです。大人数のグループでやってきたので、常に目立たないといけないわけです。目立つためには、しっかりと結果を残すことが大事だと思っているので。

だから、未だにどんなお仕事でも緊張しますし、納得いかないことも多いです。自分に100点をあげられることは少ないです。その考えは、体育会系だったアイドル時代の考え方からきているんじゃないって。もちろん、その過程にもこだわらないといけないですし。スポーツの考え方に近いですね。

はい。常に支えられるわけではないですけど、頼ってくれるメンバーのことは支えたいです。余計なことで悩んでほしくありませんから。他のメンバーと比べられることが多いので、自分を見失わないでほしいですね。頻繁に会っているのは、岡本姫奈ちゃんです。会うたびに「それは悩まなくてもいいんだよ」とか「そこはちゃんと考えた方がいい」と伝えています。自分が経験してきたことだから、悩みには答えてあげたいです。

2つあります。常に自分への興味を持ち続けること。そして、人と違うことをし続けることです。自分に興味がない人って、見ていて面白くないですから。自分を追及している人の方が魅力的ですよね。自分を好きになることから始めてほしいです。

そして、人と同じ道を歩んでも、オリジナルのアイドルにはなれません。今までにない道を開拓していくことが一番の近道だと思います。