ガラスガールNEXTでお送りする、毎月さまざまなアイドルが登場しフリーダムに執筆する「マンスリーアイドルコラム」。
3月の火曜日を担当するのは、「#Mooove!」の石原さき。
4月8日、15日、22日、29日……と、4週にわたって公開される彼女のコラム。初回は彼女が思う大切なことについて。
ちなみに、火曜・金曜それぞれ1週目はガラスガールNEXTに入っていない読者も閲覧可能! ぜひ、ガラスガールNEXTへご加入を!
私は後悔しない選択をし続けた
初めまして! ガラスガールさんで四月の毎週火曜日にコラムを書かせていただくことになりました。
アイドルグループ#Mooove! の黄色担当最年少18歳 石原さきです!よろしくお願いします!
私は昔から文字を読むことが大好きで、電車の広告や調味料の裏、色んな注意書きや街中の看板を読むことが楽しくて、小学生の頃は本が1番の友達でした!
ちなみにここ最近のおすすめの本は一穂ミチさんの『光のとこにいてね』です。
胸が苦しくなって辛くて、けどほんの少しの希望があって、物語が終わってほしくない…と思うようなお話でした!大好きです。

さて、私は先日高校を卒業しました!
まさか自分が卒業できるとは思えなかったので、式中は感動で少しだけ泣きそうでした笑
なので第一回目は高校生活について、私がずっと誰にも黙っていたことをここで初めてお話しさせてください!

実は私、
高一、高二、高三と全部違う学校に通ってたんです!
なんで!?ってなる方もいますよね笑笑
まず最初の学校について!
本気で毎日勉強して、人生で一番頑張って入った最初の学校は、思ったよりもアイドル活動との両立が大変でした。合間を縫って学校に行っていたけど出席単位が足りなくなり転校することに決めました。
今でも覚えています。高二の春、四月六日。
その日は新学期が始まる日で、私は皆んなが登校してくる少し前に学校に荷物を取りに行きました。学校を辞めることが悔しくて恥ずかしくて、誰にも会わず泣きながら次の学校の転入試験を受けに行きました。

二つ目の学校では先生達に凄く良くしてもらったのを覚えています。
どうしても忙しくて全然行けなくて、もうこのまま卒業は無理かもと諦めかけてた私をどうにか高三に上がれるように頑張ってくれました( ᐪ꒳ᐪ )
でも、私本当に"学校"というものが大好きで、もっといっぱい学校に行きたかったし友達も欲しかった。
先生にお別れを言うのはとても心苦しかったけど、私はもっと高校生活を謳歌したくて、。
自分が後悔しない選択をするために、次の学校に転校することを決めました。

三つ目の学校は知人に紹介してもらって知りました。
本当にここに転校してよかったと思ってます!


まあ説明はこの辺にしといて……。
私はこの三年間で、沢山悩んで、考えました。
転校を決めたこと、学校に行けなかったこと、友達ともっと話せなかったこと……。
あの時こうなっていれば……と考えてしまう時もあるけれど、でも、ひとつだけ胸を張って言えるのは、私は「後悔しない選択をし続けた」ということです。
どんなに悩んで、苦しくて、涙が出るような決断でも、その時の自分が「これしかない」と思った道を選んできました。結果として遠回りしたかもしれないし、もっと楽な道もあったかもしれない。でも、私は自分の選んだ道を否定したくないし、「あの時こうしておけばよかった」と過去の自分を責めるような生き方はしたくないんです。
そうやってネガティブになっちゃう時も もちろんあるんだけどね、笑
だから私は、これからも「後悔しないように生きる」ことを大切にしていきたいと思っています!
私にとって「後悔しない生き方」とは、「選んだ道を正解にしていくこと」。
どんな選択をしたとしても、自分がそれを「正解だった」と思えるように努力すること。
この春から私は高校を卒業し、新しい環境に飛び込みます。
実は、私は服飾の専門学校に進むことを決めました。 アイドルの活動と両立しながらの学生生活は、想像もできないくらい大変だと思います。正直、自分で選んでおいてなんだけど、「茨の道だな……」って思うこともあります。
でも、それでも私は「やりたいこと」を諦めたくないんです。
アイドルも、服飾も、どっちも本気でやりたい。どっちも大好きだから。
最初に服飾に興味を持ったきっかけは正直はっきり覚えていなくて……。
去年の夏頃から漠然と「服飾の専門に行きたいなぁ」と思っていました。
でも、それがはっきりと“やりたい”に変わったのは、人生で初めての自分だけの生誕祭でした。
初めての生誕衣装だからどうしても特別な衣装が着たくて、応援してくれる方々の驚いてる顔、喜んでる顔が見たくて手作りすることにしたんです。
周りには“やめたほうがいい”って言われたけど、それでもどうしても作りたくて。
押し切りました。
だから、絶対に失敗できなかった。
でもやってみたら想像以上に難しくて、何度も手が止まっちゃって。
ミシンが思うように動かなくて、針に糸を通すだけで時間がかかって、生地を裁つのも怖かった。
それでも、少しずつ形になっていく瞬間が嬉しくて、「もっと作りたい」「もっと上手くなりたい」って思ったんです。
完成した衣装を着てステージに立ったとき、胸がいっぱいになりました。
これが、自分の手で生み出したものなんだって。あの瞬間の感動や皆んなの顔が忘れられなくて、もっと色んな人を喜ばせられるものを作り出してみたい! と思いました。



独学でも勉強はできるかもしれない。
けど、私は“学校”という場所が好きだから、 ちゃんと学校で基礎から学びたいと思ったんです。
私は、この道を正解にすると決めました。
もう、後悔したくないから。
どんなに大変でも、どんなに迷うことがあっても、いつか振り返ったときに「この道を選んでよかった」と思えるように、全力で進んでいきたいと思っています。
もし今、人生の選択に迷っているなら、伝えたいことがあります。
どんな道を選んでも、それを「正解」にできるのは自分自身だということ。
迷うことも、立ち止まることもあるかもしれない。でもそれも自分。
この先どうなるかなんて分からないし、もしかしたら学校を続けられなくなる時が来るかもしれないけど、先のことに不安になって今を諦める方が嫌だ。
初める前から諦めて「あの時飛び込んでみればよかった」なんて絶対思いたくないから!
もちろん、この先つまずくこともあると思う。苦しくて全部投げ出したくて、逃げたくなる夜がきっとある。でも、それでも進みたい。
私はまだまだ未熟だけど、一歩ずつ、自分の選んだ未来を輝かせていきたい。
あなたは、自分の選んだ道をどう歩いていきますか?

PROFILE
石原さき(#Mooove!)
いしはらさき
2月7日生まれ、東京都出身。血液型A型。担当カラーは黄色・最年少メンバー。趣味は、読書に猫と戯れること。メイク。特技は、子供と仲良くなること。赤ちゃんを笑わせること。
オフィシャルホームページ
https://mooove.world/文・写真/石原さき