昔はすごい「いも」でした(笑)
シーオン結成の翌年、2018年7月に聖奈さん、佳子さんが加入しました。
- 聖奈
私は、シーオンを初めて見たのがテレビの『おしゃれイズム』で。当時、音大に通っていて、卒業後も音楽を続けていく考えだったんですけど、可愛い子たちがピンヒールを履いて演奏している姿を見てかっこいいと思って。メンバー募集をしていたので、応募しました。
音大出身なんですね。
- 聖奈
高校の頃にクラシックを本格的にやる大学か、クラシックを基本的には学ぶけれどポップスや芸能にも前向きな大学かで迷って、芸術全般の大学を選んだんですけど、音楽以外の芸術系の人たちとも一緒に学ぶような大学で。私が演奏して、カメラを撮る人や照明の人などもいてという感じで。在学中にシーオンに加入したんですけど、クラシックのみの大学に進んでたら、多分、両立はできなかったし卒業してからの活動だったかなと思います。
いい選択だったかもしれませんね。ちなみに、聖奈さんが演奏するユーフォニアムは大きさ的にもインパクトがあるなと思うのですが、演奏しながら踊るのって、結構疲れないですか?
- 聖奈
疲れます(笑)。でも、慣れました。加入した当初は、アイドル現場にもピンヒールで出ていたんですけど、「もっと盛り上げるためにダンスをしたい」っていうのはメンバーみんなと言っていて。それで、ピンヒールじゃなく今の形になって。元々踊ると思って加入していないし、最初はツーステップみたいなのしかできないからみんなで試行錯誤しました。
その試行錯誤があって、今のかっこいいパフォーマンスにつながっているわけですね。続いて、佳子さんも音大出身でしょうか?
- 佳子
そうですね、在学中にシーオンに加入しました。私もずっとクラシックをやってたんですけど、「ちょっとやりたいことと違うな」と思いはじめた時に、キャンディ・ダルファーさんや小林香織さんとか、煌びやかでセクシーな衣装を着て演奏するサックス奏者を好きになって。実際に小林さんのライブも見て、私もやってみたくてポップスを学び始めました。
「煌びやかでセクシー」というのもシーオンの活動につながってきますね。
- 佳子
当時、AKB48さんも好きだったし、人前に出てキラキラするような仕事をしたいと思っていたので、「楽器とアイドルとアーティストが融合したようなグループないかなあ」と思ってネットで調べてみたら、シーオンのMVが出てきて。「私がやりたい仕事はこれだ!」って思いました。今までやってきたクラシックの要素が混ざっている楽曲もあって音楽性も合っていたし、「唯一無二なグループに関わりたい」と思ってオーディションに応募しました。
すごい! 狙い通りじゃないですか。
- 佳子
でも、昔はすごい「いも」で(笑)。地元が栃木の田舎に住んでたんですけど、洋服も売ってないし通販も流行ってないし、お兄ちゃんのお下がりをずっと着ていました。周りも畑とカエルばかりで、音楽しかやることがない(笑)。加入当初は眉毛もそのままだったので、メンバーを見てメイクもアイドルらしさも勉強しました。
- 栞音
佳子ちゃん、首周りに鳩みたいな柄が入ったお洋服をすごい一張羅として着てた(笑)。
- 佳子
今でも覚えているのが、栞音ちゃんに「なんでいつも同じ服着てるの?」って言われて(爆笑)。その時に、「変えていこう」と思いました。
周りとの違いに気付いた時、結構、恥ずかしくなったですか?
- 佳子
めっちゃ恥ずかしくなりました! 基本的に楽器を吹く時はメイク用のリップはつけないけど、シーオンではつけた方が映えるし、少しずつメイクも変えていきました。