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寺田寛明の2万6千500歩/第七回 2025年ライブアイドルはまずこの5グループを見ろ!+ブレイクの鍵はフロアに!?

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久しぶりの人こそ、今のNUANCEを見てほしい!

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NUANCE! 共演多過ぎてもはや限りなく身内化してる感じですが(笑)、お付き合いの気遣いとかではなく!?

  • 寺田

    違います!! NUANCEも最近色々あって、もうオリジナルメンバーはいないんですよね。3人の時期はね、正直ちょっと減っちゃった感はあったんですよ。でもその後2人入ってから、ちょっと今NUANCE楽しいぞって雰囲気が出てきて、その時期から以前と比べて明らかにフロアからのコールとMIXが増えたんですよ。同じ曲でも全然違った雰囲気に……。確か定期公演か何かで、ある曲に関してメンバーの方から「こういう感じで入れて欲しい」みたいなことを言ったことがあって……。

演者側がコール的なものの指示や煽りをやったら、オタクは反発することの方が多い印象ですけどね。特に楽曲派は。

  • 寺田

    それが何か、自分の肌感だと「あ、やっていいんだ」みたいな空気になった気がするんですよ。そこからそれ以外の曲でも声が聞こえるようになってきて、去年の途中で明らかに空気が変わった気がする。今はすごいフロアに活気を感じるんですよ! ずっと見てきたNUANCEの現場でそれが起こるっていうのが、ちょっとウルっと来るものがあって……。

    その後1人体調不良で卒業しちゃいましたけど、その勢いを失わないようにしようっていう気持ちが、メンバー側にもオタク側からも感じます。昔NUANCEを見てた人が、例えば1年半ぶりくらいに見たとしたら、かなり印象違うと思うので、ぜひ今のNUANCEを見にきて欲しい!

奇しくも今回、注目グループというのがテーマだったのに、フロアの……つまりオタク側の話も多めにフィーチャーされました。

  • 寺田

    アイドル現場ってやっぱり、特に何度も見てると自分がやることが欲しくなって来ると思うんですよ。見てる側も参加できるというか。それがあるのがバンドとかのアーティストと違う良いところだと思うし。だからやっぱりMIXとか振りコピとか、みんなで電車みたいなのを作ったりとか……。参加できる要素っていうのは大事ですよ。送り手側も、ある程度そういうの要素を積極的に打ち出して行った方がいいと思います。それがフロアの盛り上がりに繋がるし、固定層以外を巻き込んで行くことに繋がると思うんですよね。

一番最初、ガラスガールに初登場していただいたときのインタビューでも言いましたけど、そう言いつつ寺田さん自身は「タイガーファイヤー」って叫んだり、他のオタクと電車作ったりはしないですよね(笑)?

  • 寺田

    はい! フロアの一番端で、申し訳程度の小さい振りコピをするくらいです!!

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PROFILE

寺田寛明

てらだ・ひろあき
1990年10月6日生まれ。埼玉県出身。AB型。身長170㎝。2021年〜2024年『R-1グランプリ』に4年連続決勝進出。現役塾講師。X(公式Twitter)は芸人用とオタ活用(@tottemogenkiman)がある。

オフィシャルホームページ

https://www.maseki.co.jp/talent/teradahiroaki

取材・文/山下剛一 撮影/白木淳也