「風の吹いてくる方を見たら……窓から見知らぬ●●が入ってきて……」真冬の怪談・デミポギュン・凄愛乃モナが語る本当にあった霊の話！

次の話は、その時期の話です。お母さんは3人姉弟の一番下で、中3くらいの頃なんですけど、子供3人しかいなくなったので、家事を順番に担当していて。その時、洗濯の係でベランダで洗濯物を干してたらしいんですよ。

そしたら遠くの方から……。お母さんの名前を仮に和美にすると、「和美〜！」って呼ぶ声がしたんですよ。でも誰もいなくて、空耳かな〜と思って、また洗濯物を干し始めたら、今度は耳元で切れ間なく「和美和美和美和美和美和美和美和美和美和美和美和美……!!!!!!」

………っやば。

パッと振り返ったら「ふふふっ」って女の人の笑い声がして、それで怪異は終わったらしいんですけど……。

でもそんな怖がらせるようなことしますかね〜？　

UFOを見たのはお母さんがもう大人になって働いてて、でもまだそのボロアパートに住んでた時期らしいんですけど、車を家の近くの駐車場に停めてふと空を見たら、光が点、点。点って、点滅しながら動いてる、みたいな……。「飛行機かな？」って思ってたら、いきなりドーンって！　目の前の空中に巨大な７色の、ピカピカ光ってるUFOが浮いてて！

本当に派手だったらしいです！　レインボーでピカピカな感じ！　当時、お母さんが、おばさんに携帯で電話して「お姉ちゃん！　UFOがいる！」って伝えたらしいんですけど、おばさんが出てきた時にはもう消えてて。結局お母さんしか見てなかったらしいです。でも以前、おばさんに話を聞いたら、「UFOがいる！」って電話をもらったことは覚えてました。

一番上のおばさんが高校卒業してすぐ働いて、下の2人の学費全部出してくれたらしいです！