リンリン・夏のシンデレラ2024＆カバーガールインタビュー「小さい頃に諦めた夢を叶えていただいた嬉しさで、もういっぱいです！」

もともとはNiziUさんをきっかけにK-POPを追っていて、もうひとつの夢として「K-POPアイドルになりたい」とも思ってたんです。そんな中でお母さんが「“世界”を視野に入れるオーディションがあるよ」って見つけてくれて。「世界ってことは韓国にも行っちゃうかもしれないし、K-POPアイドルみたいに日本以外でも活躍できるかも！」って思って応募してみたんです。

それまでの自分ではありえないくらい毎日毎日頑張っていたし、自分の中では手応えもあったので、正直「私は受かる！」と思い込んでました。なので名前が呼ばれなかったときは、訳がわからなくなるくらい悔しくて、すごく泣いて……。でも、その日の夜、「こんなに泣いていても意味がない」と思ったんです。

泣くくらいならもっともっと努力して、上を目指して。いつかWHITE SCORPIONを追い越すような人になるぞって、次の日にはすぐにレッスンを再開していただきました。そしたら、「合格者にはなれなかったけど、オーバース（オーディションを開催した現在の事務所）に所属しませんか」って連絡をいただいて。

K-POPアイドルを目指すか、もう一度ここで頑張るかも迷ったんですけど、オーディションを戦った子たちも一緒に所属できるなら……仲間がいるならもっと頑張れる気がして。それで今、FINALISTとしてデビューを目指して頑張っています。

ライバルでもあるし、憧れの存在でもあります。特に同い年のHANNAちゃんは、オーディションのときからよく一緒にいて。「一緒に頑張ろうね」って高め合いながら過ごしてたので。

HANNAちゃんが活躍していたら自分のように嬉しいし、だけど負けていられないって思うし。WHITE SCORPIONがあって、HANNAちゃんがいるおかげで私は今頑張れているんだと思います。

そうですね、私たちを知ってくださってる方はきっとそう感じると思うので。私は負けていられないんです。

「まだデビューもできていない私たちがこれからどうすればいいのか？」っていう苦しい気持ちと、逆に「だけどとにかく頑張るしかない」って前向きな気持ちを歌詞に込めてくださった曲だなって。

歌詞の中に“いつかわかる 約束しよう”ってフレーズがあるんですけど、「まだ何者でもない私たちなんかを応援してくれるファンの方に、いつか絶対に恩返しをする」って意味だと思うんです。その約束と、前向きな歌詞に……TIFのときも、普段も、そのメッセージにすごく助けられてます。

誰かをパフォーマンスで元気にすること、です。もちろん握手会だったり、普段の配信もめっちゃ大切だと思うんですけど、やっぱり全力でレベルの高いパフォーマンスをお届けするのがアイドルの大事なことだと思うんです。

17人で角度を揃えるとか、17人で何かを伝えるのもそうですけど、私ひとりでも、誰かが笑顔になって、幸せになって、「今日一日、頑張れる」って思わせられるようになれたら嬉しいです。私もオーディション期間中の上手くいかなくてつらいとき、NiziUのNINAさんのパフォーマンスから「まだ頑張れる」って元気をもらっていたので。