ガラスガールNEXTでお送りする、毎月さまざまなアイドルが登場しフリーダムに執筆する「マンスリーアイドルコラム」。
新たに8月金曜担当を務めるのは、あまいものつめあわせ・ちとせよしの。全4回にわたり執筆する彼女のコラム。第1週のテーマは「アイドルへの挑戦」。
目で耳で肌で実感しています
みなさんこんにちは! あまいものつめあわせのピンク担当、ちとせよしのです!
本日から1ヵ月間、毎週連載企画執筆させていただきます。
1週目のテーマは「初めてのアイドル挑戦」ということで、芸能6年目にさしかかる去年9月末からアイドル活動を行なっている私のお話をさせていただこうかなと思います。
私、ちとせよしのは18歳の終わりからグラビアアイドルとして活動させていただいており、現在芸能6年目になります。
正直、最初に事務所の方からアイドルのお話をいただいたとき、「ダンスが大の苦手な私は自分に、できるわけがない!」と何度か断っていました。
そんな私がなぜアイドル活動をスタートしたかと言いますと、「小学5年生の頃、元AKB48の渡辺麻友さんに憧れていたことを思い出したから」です。お話をいただいた時、私はすでに24歳手前。歌って踊るアイドルに挑戦できるのはこれが最後かもしれないと思い、一歩踏み出しました。
初めてのアイドル活動は想像していた以上にハードで、とにかく頭を使うことが多かったです。歌詞を覚えて、苦手なダンスを覚えて、立ち位置を覚えて……さらにそこに声を乗せ表情を乗せ感情を乗せ、パフォーマンスしなければいけません。
初めてステージに立った日、私はいっぱいいっぱいになり、教えてもらったことをただこなすことに必死でした。緊張の渦に飲まれて硬いダンスに硬い笑顔。私が想像していたアイドルの姿とは程遠い現実とのギャップに頭を抱えました。
人一倍練習しても追いつけないなら、もっと。それでも見ている方には結果でしか努力は伝えることができない。ステージで出来なかったら意味がない。元々芸能活動をしていた中で、それなりに知名度があった分、期待に応えなきゃというプレッシャーが大きかったです。
そんな中でも私の心の中で一番大きかったのは間違いなく「ライブが楽しい」という気持ちです。客席から聞こえる歓声、光るピンクのペンライト、そしてみんなの笑顔。目が合った時に照れくさそうに微笑んでいるところや、一生懸命名前を呼んでくれる姿は本当に愛おしいです。
ステージに立った時の高揚感は何にも変えられません。
アイドルになって約10ヶ月を迎えました。
「初期のライブから成長したね」って言っていただくことも増え、あの日の自分が救われた気がしました。最初からできなくてもよかったんだと思えるようになりました。
前を向かせてくれるのは、いつも応援して下さっているファンの皆さんの声です。
ライブアイドルはステージに立っていない間の、努力の時間の方がずっと長く、かつ、特典会の列やステージからの景色に広がるペンライトの色で目に見えて自分の人気が分かってしまったりと、厳しい世界でもあります。
努力がまっすぐ結果に繋がるわけではありません。だからこそこの世界において、自分を見てくれている人がいるということが、どれだけ心強いか。
そのことをあらためて、目で耳で肌で実感しています。
アイドルさん誰にとっても、ファンの方々はひとりひとりかけがえのない存在だと思います。
数々の素敵なアイドルさんがいるこの世界で私を見つけてくれて、応援してくれて、同じ夢を一緒に見てくれるファンの方々へ、言葉だけでは到底伝えきることのできないこの感謝の気持ちをどうやって恩返ししていけばいいんだろうと思うばかりです。
大好きなみんなと過ごす、かけがえのないこの時間を何よりも大切にしていきたい。もっとみんなのことを笑顔にしたい。まだまだ未熟で不器用な私ですが、決意を胸に、厳しくも温かい世界でこれからも精一杯夢を追いかけます。
アイドル1年目、まだまだこれから!
PROFILE
ちとせよしの(あまいものつめあわせ)
2000年1月8日生まれ 佐賀県出身 身長158cm
2018年にグラビアデビュー。昨年、「あまいものつめあわせ」のメンバーとしてアイドル兼業となる。
3rd写真集『ただいま』(双葉社)が好評発売中。
8月18日(日)17:30より、ソフマップAKIBAアミューズメント館にてDVD『夢中でよしの』発売記念イベントを開催予定。
PROFILE
あまいものつめあわせ
SPJ Entertainmentのアイドルグループ。楽曲はGUCCHO氏、衣装はたーにー。氏が担当。
オフィシャルホームページ
https://www.spj-idol.com/文・写真/ちとせよしの(あまいものつめあわせ)