高校の時のあだ名は「男子小学生」
SNSのネガティブな意見はあまり気にならないということでしたが、昨年、ガラスガールでメンバー4️人をインタビューした際、ライブでは「不安やネガティブになることもある」と言っていました。そういった時はどう気持ちを切り替えていますか?
- 中川
家まで持ち帰らないようにしています。以前、納得できるステージが出来なくて、見てくれた人に対して「本当にごめんなさい」「もっと出来ることあった」と思って、悔しくて泣いちゃったことがあったんです。でも、30秒以上悩まない。それよりもポジティブな気持ちで帰宅して、その日のライブ動画を見返す。落ち込んでいる暇があったら、立て直す時間に使った方が有効的なんです。
立派ですね。そういった負けず嫌いというか、ポジティブな思考は子どもの頃からですか?
- 中川
勉強とかは別に全然負けず嫌いでも何でもなかったんですけど(笑)、「やりたい」と思ったことに関してはめちゃめちゃ負けず嫌いでした。4歳から18歳までの14年間、週6のレッスンでバレエを続けられたのもそのおかげです。
バレエ歴が長いだけに、実力もありそうです。
- 中川
全国大会や、海外の大会にも出ました。
すごい! ちなみに、負けず嫌いな中川さんですが、メンバーの前では甘えたりすることもあるんですか?
- 中川
最近だと、ちとせよしのさんやもも(高橋桃子)が、私が方向音痴で歩くのも遅いから、迷子にならないように手を引いて歩いてくれました。2人とも弟がいるから面倒見がいい。つい甘えちゃいます。そして、私は一人っ子だから生粋のわがままです(笑)。
そういう妹キャラというか、ほっとけない感じも昔からですか?
- 中川
高校の時は女子校だったんですけど、保育科だったからかみんな面倒見が良くて。「心、課題できてるの?」とか、上京後も「部屋ちゃんと片付いている?」って心配してくれて。でも、「甘えん坊キャラ」とか「可愛い」とかは学校でも静岡でも言われたことはなくて。化粧もせず髪型もボサボサで、顔もぷくぷくしていたから、「男子小学生」って言われていました(笑)。
みんな弟のように可愛がってくれたんですね(笑)。では最後、バズって勢いに乗っている今の目標を教えてください。
- 中川
ありがたいことに、この夏は、TIF(=TOKYO IDOL FESTIVAL)や超NATSUZOMEの出演とメインステージ争奪戦の出場が決まっています。バズって話題になったけど、「そうでもないな」と思われるのは嫌なので、「なかなかやるな!」って思わせるパフォーマンスをしたいです。あと、@JAMも関ケ原唄姫合戦も、夏フェスは全部出たいです!
気合十分ですね。近い未来、「この会場でやってみたい」とかはありますか?
- 中川
一番最初に加入したグループがZeppを目標にしていたけど解散してしまって。ファンの方には「Zeppに連れて行くよ」って約束をしていたし嘘をつくのは嫌なので、あまつめで叶えたいです!
初期からのファンの方も大切にする素敵な目標ですね。
- 中川
あと、あまつめに貢献できるなら何でもやります!
バンジージャンプとか体を張る系も?
- 中川
うっ……苦手だけどやります! エレベーターの浮遊感もお化け屋敷も虫も苦手だけど……やります!
心意気は伝わってきました(笑)。まずは夏フェスでの活躍、楽しみにしています。
PROFILE
中川 心(あまいものつめあわせ)
なかがわ・こころ
2002年12月1日、静岡県出身、151cm。白担当。
特技はアクロバット、バレエ。
オフィシャルホームページ
https://www.spj-idol.com/取材・文/赤木一之 撮影/持田 薫