息をするように勉強をしていました
東大に入ったきっかけ、アイドルになったきっかけを聞いていきたいのですが、まずは東大から。
- 雲丹
小学3年生の頃から受験勉強をして中高一貫校に入って勉強をしてきたので、一番頭のいい大学に入るのが当たり前だと思っていたのと、父も祖父も曽祖父も東大卒なので、途絶えさせたくなくて。その後の将来のことは決めてなかったけど、東大に入ればなんとかなると思っていました。
ご両親は勉強に対して厳しかったですか?
- 雲丹
めちゃめちゃ厳しかったです。母もすごい頭が良かったし、小さい頃から「勉強しなさい」って言われていました。
思ったよりいい点数が取れなかった時とかは怒られました?
- 雲丹
怒られたことはないけど、「ちょっとこの点数はやばいよ……」みたいな感じはあったかな(笑)。そうならないように頑張っていたし、息をするように勉強をしていました。
おお〜。勉強するのが当たり前だったと。
- 雲丹
でも、そんなにガリ勉でもなくて、眼鏡もしていなかったし、メイクもしない髪も染めない普通の高校生。元々がふざけたりする性格だし、受験期間以外の土日はカラオケに行ったりして遊んでいました。
実はそういう人が勉強できるっていうのもギャップがあっていいですね。
- 雲丹
私は部活も入っていないし、その分、時間があるので勉強していた感じで。「何で勉強しなきゃいけないんだろう」とか、「将来何の役に立つの?」とか考える前に、学校は普通に勉強をするところだし、成績が良ければ褒められるし、もっと上位にいきたいという感覚でしたね。
それがモチベーションになっていたんですね。高校では学年何位くらいだったんですか?
- 雲丹
毎年5人は東大に合格していた学校だったので、5位以内を目指して10位以内はキープしていました。1位の男の子がすごく頭が良くて、私はどれだけ頑張っても2位までしかいけませんでした。
2位もすごいです。受験は、周囲の期待やプレッシャーから潰れる人もいるじゃないですか。そういう苦しみはなかったですか?
- 雲丹
ありました。私、実は浪人していて、その1年間は苦しかったです。現役の時、絶対受かると思っていたのに落ちたのがすごくショックだったし、高校3年間とは比べ物にならないくらい勉強をしました。だから、ちょっと恥ずかしい話ですけど、「人生で一番頑張ったこと」を聞かれたら、「受験」って答えます。だって、アイドルをやっていてもあの時より苦しいことはまだないから。