INTERVIEW

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ワンマン直前! 高萩千夏&鍛治島彩インタビュー「にきちゃんは声出しライブに強いという言葉に、めちゃくちゃ背中を押された」

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ガラガラのステージや知らない曲が夢に出てくる

高萩さん、ふたつめの思い出をお願いします。

  • 高萩

    「ファンの方やスタッフさん、先輩とかに受け入れてもらうまでの期間」です。初期の頃、(仮)姉さんとパフォーマンスを一緒にやる予定だった時、リハーサル当日までにメンバーそれぞれで歌やダンスを覚えてこないといけなかったのに、当日ちょっと間違えたりして。スタッフさんに「甘いよ」「このステージに立たなくていいよ」って言われて、無しになったこともありました。

ハロプロエッグとかの話で、よくあるやつですね!

  • 高萩

    私もそういう映像とかをよく見ていたので、「これ、見たことある」って思いました(笑)。ダンスレッスンでも、「泣くんだったらもういいよ」とか、「次までにできなかったらもうレッスン参加しなくていいから」とか。

それがいつ頃から受け入れてもらえるようになったんですか?

  • 高萩

    結構時間がかかって、明確に覚えていないんですけど、何かのライブでスタッフさんたちから「今日良かったよ」って言ってもらえた時に、やっと認めてもらえた気がしました。自分たちのライブの雰囲気をお客さんと作れるようになってきた頃でしたね。

  • 鍛治島

    私は赤坂BLITZ(2019年3月)あたりかなって思う。3回くらいステージをやっていただいていた舞台監督さんから「まだアイドルとして認めていない」とずっと言われていたけど、それがあったからこそ成長できたというか。

  • 高萩

    愛の鞭でしたね。厳しいけどタメになることをいっぱい言っていただきました。

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ファンの方に受け入れてもらうまでも時間がかかったんですか?

  • 鍛治島

    かかった……。

  • 高萩

    (仮)姉さんと一緒に一列に並んでの握手会では、ファンの方がニキの番になると握手してくれなかったりしました。

そんなに露骨にスルーされるんですね。

  • 高萩

    でも、今ではそういった方たちもライブに通ってくださるので、懐かしい笑い話になっています。

オリジナル曲を出してからも長い期間、険しい道のりだったんですね。鍛治島さんはふたつめの思い出、どうですか?

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  • 鍛治島

    赤坂BLITZから始まって、Zepp Tokyo(2021年11月)、Zepp Haneda(2023年1月)、12月のZepp DiverCityと、「大きいステージに自分が主人公のひとりとして立てること」です。本当にそれが嬉しいです。

大きいステージって、やっぱり集客心配になりますか?

  • 鍛治島

    なります。自分はガムシャラにやってきたけど、それが正解かどうかは集客がひとつの結果なわけで、それまでの道のりはゴールが見えないところを走ってる感じです。

眠れなかったりしますか?

  • 鍛治島

    結構、緊張とか不安とかでパッと目が覚めちゃいます。

ガラガラの会場が夢に出てくるとか?

  • 鍛治島

    そういうのを見ちゃうタイプです。ガラガラだったり、知らない曲がかかって踊れないとか。

  • 高萩

    あるあるだよね。私も結構見ます。セットリストを忘れたりする夢とか。

うわあ……どれも怖いですね。

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  • 鍛治島

    あと、私は大きいライブの前には何かしらアクシデントが起きます。赤坂BLITZの時は前日に声が出なくなって、点滴打って挑んだり。Zepp Tokyoは左耳が聴こえなくなりました。緊張とストレスが原因なんですけど、本番に弱いんです。

ファンの方はそういう状況は知っているんですか?

  • 鍛治島

    1年後くらいとか、面白く話せるようになってから言うようにしています。そうすると、結構笑ってくれたりとかしてくれるので。それが、すごい気持ちいいです(笑)。「ああ、苦労してよかったな」と。

たくましい。今回は手術も無事終えましたし、そのアクシデントは前倒しになりますね。

  • 鍛治島

    はい(笑)。