サシ飲み対談！奥津マリリはビールが飲みたい。／5人目・白岡今日花（Task have Fun）【前編】

ちなみにさ、タスクちゃんも3人でお酒を飲めるようになったわけじゃない？　お酒がなかったときの3人と、今の年齢の3人って、変わっていくもの？

そうですね〜……でも、中学生の頃とかとはだいぶ関係性も変わったと思います。常にベストな距離感を探してたんですけど、中学生の頃はあんまり仲良しこよしにならないように気をつけていて。

ならないように？

ウチの事務所は厳しめだったので。マネージャーさんとかから「あなたたちはお仕事の関係で、友達じゃないからね」「だから言いたいことがあったら言わなきゃいけない」みたいなことを教わってて。言いつけを守るじゃないですけど、「じゃあご飯とか行っちゃいけないんだ！」って思ってたんですよね（笑）。

へー。それもすごいね。

でもだんだん大人になってきて、お仕事とそうじゃないことが割り切れるようになるじゃないですか。それからは普通にご飯とか行くようになりましたね。

なるほどなぁ。フィロソフィーはみんな大人になってから出会ったからさ、そういう割り切りは最初からある程度できてたと思うんだけど。思春期みたいな時代を経て20歳くらいまでずっと一緒にいるって、めっちゃ大変そうだなって思ってたの。

メンバー同士で何かっていうのはなかったですけど、お仕事に対してのマインドが日によってバラつく時期とか、「今思えば思春期っぽいなぁ」ってことはありましたね。でもそれって仕方がないんですよ。思春期だから（笑）。

（仕方が）ないね！

そう、しょうがない。だから今では全部笑い話っていうか、みんなちょっとした黒歴史持ってるみたいなところはあるんですけど（笑）。それこそ私とかは「めっちゃ性格変わった」って言われるし。

そうなの？

自分でもわかるんですけど、昔はちょっとひねくれてました（笑）。家とかでは明るいんですけど、お仕事に来るとちょっとツンとしちゃう、みたいな。

きゃはは（笑）。かわいい。

「ワーワーやるのが恥ずかしい」、「かわいいって言われたくない！」みたいに尖ってた、黒歴史な時期があったんですよ。

それも尖りの一片？

（うなずく）。

あっはっは（笑）。当時、何になりたかったの？

なんですかね？　なんか「ぶりっ子」って言われるのが好きじゃなくて。「女の子女の子したくない」って思った結果が「私服でスカート穿きたくない」だったんですよね。……でもあるとき、急に「私って、もしかしたら根がぶりっ子かもしれない」って気づいて！

すごい気づきじゃん!?　なんで？

白岡　私がふとしたときにする仕草とかを、友達に「なにそれ、おもろ！」って言われたときがあって。たとえば、自分で何かミスしたときに「（泣き真似しながら）えーん！」みたいな（笑）。
そこで「普通はこれやらないのか」って気づいたんですけど、同時に「でもこれ、別に何にも悪いことじゃないよな」、「アイドルとして見ればいいことでもあるし」って思って。そこからは振り切って、「自分かわいい！」でやってます。

すごい流れ！（笑）。面白いなぁ〜。

だからファンの方からも「今日花ちゃん、丸くなったよね」って言われるんですよ（笑）。