INTERVIEW

INTERVIEW

日比野芽奈・夏のシンデレラ2023 & カバーガールインタビュー「『【推しの子】』でいうと、有馬かなちゃんに共感しちゃうんです」

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“何もない人じゃない”ってわかることができた

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「夏のシンデレラ2023」「カバーガール」としてのグラビア撮影。メインのシンデレラ衣装での撮影はどうでしたか?

  • 日比野

    ディズニープリンセスが大好きで、つい最近まで「プリンセスになりたい」って言っていたくらい“ほわほわ系女子”だったんですけど、憧れていたので、そういうのができて嬉しかったです!

今回、シンデレラ感だけではなく、日比野さんのスター性も引き出そうというテーマから、話題のアニメ『【推しの子】』をオマージュ。目に星を輝かせました。

  • 日比野

    はい! あんなに綺麗に撮れていてびっくりしました! 【推しの子】は見ていたので嬉しかったです。

ご自身では【推しの子】でいうと、どのキャラクターに共感しますか?

  • 日比野

    ……有馬かなちゃん(笑)。(天才子役としてブレイクし、大人になるにつれ人気がなくなっていく女優。周囲に気を使いながらも自分の役割を果たそうとするキャラ)経歴や感情が似すぎてるなって思ってました。

自覚してしまうほど似てる、と。

  • 日比野

    めっちゃ似てますよ! 私、SHOWROOMとかでも、普通に「昔はこうで」とか、「大人ってこうだから」とか、暴露系で話すんですこともあるんです。そうしたらコメント欄で「リアル有馬かなだ!」って書かれましたから。

小さい頃とかは生意気な感じだったんですか?

  • 日比野

    生意気ではなかったけど、自信はありました。チヤホヤされていたし、事務所に推されてたし、ちょっとやっぱ感じるところはあったから(笑)。調子に乗るまではいかないけれど、自分自身に「私できてる」って自信はあったんです。

    けど、(有馬かなと)そのままなんですけど、年齢がいくにつれてオーディションとかも減りますし、新しい子が入ってくればその子にスポットライトが当たったりして。簡単に言えば、「干された」っていう状態が続いて(笑)。本当にそういう時期があったんですよ。

そのまんまですね……。

  • 日比野

    「みんな私じゃなくて、新しい子が好きなんだ」みたいな(笑)。そういうのがあったりして。別に喧嘩とかじゃないんですけど、「勉強頑張ります」みたいな感じで辞めました。

なるほど。で、いろいろあってその後、青春高校3年C組に。

  • 日比野

    はい。でも青春高校に入っても、いろんな特技がある子とかに出会えば出会うほど自分に自信が持てなくなって。悲観的になって今に至るみたいな感じです。普段から大人が考えていることもなんかわかっちゃうし、空気も読んじゃって「今これやったらこう思われるだろうなあ」って全部考えちゃうと、うまく立ち回れないという負のループにハマってしまって……。

でも今回、日比野さんにスポットライトが当たっているということは、やっぱりそれだけ魅力があふれているからだなと思います。

  • 日比野

    今日は姫にもなれて、ピンクのメンカラも纏えて、風船も用意いただいて(ラフ×ラフの人数に合わせて9個)、大好きなラーメンも食べられて、全部楽しくて幸せでした。自分のキャラクターとか全然分からなくて「見失ってるな」って思う状態が続いてる中で、自分としてできる立ち位置があるっていうのを認識できた日。“何もない人じゃない”ってわかることができた日です。

編集部が作った「MAKEGAO」Tシャツはどうでしたか?

  • 日比野

    最初気付かなくて、ヘアメイクさんから「何て書いてあるの?」って聞かれて。「MA、KE、GA…、えっ、負け顔!」って感じでびっくりしました。でも、可愛かったからレッスン着とかにしようかなって思います。メンバー気付くかなあ。おバカな夏目涼風は絶対読めないと思う(笑)。

顔アップのカットは「化粧品のCMみたい」と、衣装さんやヘアメイクさんからも大好評でした。

  • 日比野

    褒められることがあまりないからなんて反応したらいいか……。本当は褒められたいけど、「恥ずかしいからいいですよ」って言っちゃうタイプで。

そうなんですね。でも実は、褒められて伸びるタイプ?

  • 日比野

    だと思います!