サシ飲み対談！奥津マリリはビールが飲みたい。／4人目・真山りか（私立恵比寿中学）【後編】

私はまず、施設の偵察から始めるんですよ（笑）。

あーします！　動線確認。

そう、動線確認！　身体を洗ったら、どこにどんなお風呂があって、ここにサウナと水風呂か。じゃあ1セット目はこういうルートだなってところから計画していくのが好きで。

わかります、わかります。「この席でととのいたい」とか。

「狙うべきはこの席だ！」ってね（笑）。えっ、外気浴はマストですか？

できれば露天に出られるほうがいいんですけど、露天なら必ずととのえるってわけでもないじゃないですか。だったら露天がなくてもいいから、必ず“ととのい椅子”を確保できる施設がいいって感じです。椅子の数とか、人の多さとか。できればインフィニティチェア（フルリクライニング可能な椅子）があると最高なんですけど。

全部一緒（笑）。インフィニティチェア最高ですよね。

ちなみに、水風呂は何℃派ですか？

え〜、理想は13〜16℃くらい。15℃より低いと、サウナ室の温度が低くても高くても気持ちよくなれるなーって。

ですよね〜。

私、どんな施設でも気持ちよくなりたくて。自分をいじめるために、あえて「ぬるいサウナ」と「ぬるい水風呂」があるところに行ったりもします。

え？　逆にですか？

「暑いサウナ」と「冷たい水風呂」が一番ととのいやすいんだろうけども。ぬるめのところでも気持ちよくなりたいと思って研究した結果……とにかく、馬鹿なくらい入るんです。

それを考えないようにして。「もう本当に、ここに居たくない!!」って思うくらいサウナに入って、「もう居たくない!!」ってくらい水風呂に入ると……ギリいけるんですよ。

でもそれ、「ギリいける」のレベルですよね？

気持ちいいは気持ちいいんですよ。ギリギリ「ととのった」って言えるくらい。これは考え方なんですけど、「いつまでも入っていられるぬるめの状況」ってむしろ「ゆるやかな天国」だと思えば、「ふぇあっ……ふぇあ〜〜」みたいな声が出るような、最高な場所なんじゃないかって（笑）。

マリリさん、やっぱり面白いなあ（笑）。

いやね、最強のサウナだったらそんなこと考えなかったかもしれないですけど。近所の銭湯がね、ぬるめだったんです。“ヌシ（マリリさんがよく言う、近所の銭湯の常連のこと）”も「ぬるくない!?」ってブチギレてましたよ。