COLUMN

COLUMN

サシ飲み対談!奥津マリリはビールが飲みたい。/3人目・十束おとは(フィロソフィーのダンス)【前編】

mariri03_00_

だって大人ですもん(笑)

mariri03 14

このタイミングですが、知らない方もいるかもしれないので一応。おとはさんは2019年にはすでに卒業を考えていたんですよね。

2019年に体調を崩してしまったことをきっかけに周りの皆さまと辞める時期を相談していて、メジャーデビューして約2年を迎えるこの時期にしようということになりました。
衝動的に決めたことではなく、何年もじっくりと考えて出した結論です。

辞める理由としましては、”歌って踊る”ということがいつしか自分にとってプレッシャーになってしまい、頑張り続けることが辛くなってきてしまいました。このまま自分を頑張り続けさせて心身共にボロボロになるよりも、きちんと期間を決めてその間はキラキラとしたアイドルとしてしっかりステージに立ちたいなと思いこのような決断に至りました。
十束おとは グループ卒業のお知らせ
  • おとは

    そうですね。もう3年経ってるんだ。あっという間ですね。

日比谷野音というゴールは決まっていなかった2019年から、今日まで。どんな3年間でしたか?

  • おとは

    まずはメンバーとか関係者の皆さんとか、ファンの人にすごく恵まれてるなって思いました。「卒業したい」と思ってからも3年間、嫌なことなく続けられるって、自分の頑張りだけじゃ絶対にどうにもならないし。この3年間で女性の方とか小さい子とか、お客さんの幅が広まったのもすごく嬉しかったです。みんなのおかげでただただ楽しい3年間でした。

mariri03 15
  • マリリ

    おとはが時間を与えてくれたから、おとはの最後に向けてチームとしてたくさん話し合いができて。いつ卒業するのか、新メンバーを入れるのか入れないのか。ファンの人が一番悲しまない方法を考える時間がすごくあったから、私たちも健やかな気持ちで今を受け止められる。辞めたいのにそこから3年続けてきたって、本当にすごいよ。ありがとう。

  • おとは

    こちらこそ。でも、自分が卒業を考えていた時期と、メジャーデビューの時期が重なって。最初の契約満期までは続けないとと思ったし、レーベルの方に「すみません。私、時期は決まってないんですけど、卒業を考えてます」って言わなきゃいけない、あの時期が一番きつかったかもしれないですね。それを受け入れてくれたレーベルの方には、本当に感謝しないといけないなって思います。

  • マリリ

    本当に……いい会社だよね。今やってる新メンバーオーディションも、まず「3人がどうしたいか決めて」って言われたんですよ。7年続けてきた大事なものに入れるんだとしたら、慎重に準備したいし、これも何度も話し合って。「入れたほうがいい」って結論に至ったら、お披露目までにもきちんと時間を作ってくれて、それをちゃんと叶えてくれて。私たちの心につっかかりがないようにしてくれる、いい企業にいました(笑)。

mariri03 16
  • おとは

    本当に周りの人に恵まれたんですよね。発表から卒業まで時間を設けてもらったのも、私が卒業したあとの体制に不安がないようにする、引き継ぎ期間みたいなものが必要だなって思ったからで。

ソニー・ミュージックレーベルズはいい企業で、おとはさんはいいアイドルであり、また、いい社会人というか。ここまで卒業後のことを考えられるプレイヤーってなかなかいませんよ。

  • おとは

    だって大人ですもん(笑)。これが10代とかだったら私も突然辞めたかもしれないですけど、でもそれで悲しむ人やうまくいかなくなることが圧倒的に多いなら、準備のための時間を作るのは当然で。こうやってできるだけ時間を設けてもらうって、すごく幸せだったなって思います。

サシ飲みはまだまだ続きます。

強烈な楽屋エピソードあり、涙ありの後編は11月18日(金)配信予定!

mariri03 17

PROFILE

奥津マリリ(フィロソフィーのダンス)

おくつ・まりり
7月11日生まれ、神奈川県出身。身長149cm、血液型O型。
2013年からシンガーソングライターとして活動し、2015年にフィロソフィーのダンスに加入。11月19日(土)、東京・日比谷公園野外音楽堂にて「十束おとは卒業コンサート ~ベスト・フォー・フォーエバー~」が開催予定。

今回のお店は……東京・中央区「鮨大」

mariri03 18

PROFILE

鮨大

住所/東京都中央区新川𝟤-𝟨-𝟣𝟪
TEL/03-3297-0250
営業時間/平日…11:30〜14:00(最終入店13:30)17:30〜22:00(最終入店20:00)
土曜日…コース料理の事前予約のみ

取材・文/アオキユウ(short cut) 撮影/武田敏将