【マンスリーアイドルコラム No.034】iSPY 三葉みゆ #1「三葉みゆ物語①〜岩手から東京へ〜」（7月火曜担当・全4回）

iSPY マンスリーアイドルコラム三葉みゆ

ガラスガールNEXTでお送りする、毎月さまざまなアイドルが登場しフリーダムに執筆する「マンスリーアイドルコラム」。

本日より7月火曜を担当するのは、iSPY（アイスパイ）の三葉みゆ。

彼女のコラムは今月8日、15日、22日、29日の全4回配信。

ちなみに、火〜金曜それぞれ初週はガラスガールNEXTに未加入の読者も閲覧可能。来週以降はぜひ、ガラスガールNEXTへご加入を。

車のエンジン工場で正社員として３年間働いていた

皆さんはじめまして！

iSPYの「エンジン組立も出来ちゃう作詞家さん！みゅーみゅ王国のお姫様！」
スウィートピンク担当、三葉みゆです。

この度、ガラスガールさんから初めてのコラムを書かせていただく機会をいただきとても嬉しく思っています。三葉みゆを知らない方にも楽しんでいただけるよう、そして私の人生について皆さんに知っていただけるようにがんばります！

全4回どうぞ最後まで宜しくお願いします！

第1回目となる今回は、100人中100人に驚かれる私の特技『車のエンジン組立』にも繋がる生まれてから高校卒業までの人生を振り返ってみたいと思います！

実は私、アイドルになる前、車のエンジン工場で正社員として３年間働いていた過去があります。

このアイドルとはあまりにもかけ離れた前職に至るきっかけはなんと幼少期まで遡ります。

私は、岩手県奥州市で生まれ幼い頃から田んぼや畑に囲まれたのどかな町で育ち、自営業で美容室を営む両親と5つ上の兄のもとで決して裕福とは言えない家庭ではありましたが、平和に暮らしていました。

小学生の頃の夢はファッションデザイナー、目立つタイプの子ではありませんでしたが、絵を描くことが好きで自由帳いっぱいに服の絵を描いて遊んでいたのを覚えています。

そんな私でしたが、中学生に上がる頃には自分の夢がなんなのかわからなくなってしまいます。

その頃、ちょうど兄が大学受験をする時期で、母から口酸っぱく言われていた言葉は、「みゆは大学に進学しないで」でした。

家庭が厳しい事は幼いながら理解していたつもりでしたし、奨学金を借りて家庭教師や居酒屋のバイトをしながら大学に通ってる兄を見ていたので、親からしたら私にはこんな大変な目にはあって欲しくないと思ったのだと思います。

そして、もう一つ母から言われ続けていた言葉があります。それは、「高校卒業したら上京しなさい」でした。

この言葉だけを聞くと冷たい親とも思われそうですが、私の両親はどちらも東京で美容師をしていたこともあり、その経験から長い一生を岩手だけで暮らすのはもったいない、色んな人色んなもので溢れている東京という街を若いうちに経験しておいで、知らない世界を見ておいで、岩手にはいつでも戻ってこれるのだからと言う考えからよく私にそう言ってくれていました。

それから中学を卒業した私は、その2つの言葉通り自分がやりたい事、自分の夢を考えることすら辞めて、高校を卒業したらすぐに就職できる！　上京できる！　と言う理由だけで地元の工業高校に進学します。
その時の私は、商業高校でも農業高校でも就職率が良い高校ならなんでも良かったのだと思います、なので自宅から1番近い学校を選びました。