INTERVIEW

INTERVIEW

「つらい気持ちを支えられる、温かい気持ちを届けられるアイドルになりたい」瀬乃ひより・南世菜・山城虹奏(AsIs)インタビュー【新メンさんいらっしゃい!(第12回)】

01_AsIs_main

新しく活動を開始するアイドルグループや、新たにグループに加入する新メンバーに話を聞く不定期連載『新メンさんいらっしゃい!』。

第12回目は、3月29日にお披露目公演を行った7人組アイドルグループ・AsIsより、瀬乃ひより、南世菜、山城虹奏(にいな)が登場。

プロデューサーのななむぎ氏は、欅坂46『サイレントマジョリティー』に背中を押されてアイドルになり、卒業後、そのサイマジョの作曲家ユニット・バグベア作曲、自身が作詞でAsIsの楽曲『ありのままの姿』や『特別アドラブル』を発表するなど、坂道グループへのリスペクトが止まらない。

そんな彼女の元に集まった3人の、初々しいインタビューをどうぞ。

正社員を辞めてアイドルになりました

グループの紹介をお願いします。

  • 私たちは「君の好きを否定なんかしない」をコンセプトに活動している7人組アイドルグループです。生きづらい令和の時代の中で、「ありのままの姿でいいんだよ」というメッセージを楽曲や歌詞、パフォーマンスで表現し、伝えています。

02 AsIs
左から、南世菜、山城虹奏、瀬乃ひより

「ありのままの姿でいいんだよ」というメッセージが、グループ名の「AsIs」(=ありのままの姿、現在の姿)になっているとお聞きしました。

  • はい。「As Is」と「To Be」というビジネス用語があって、「To Be」が「理想の姿」という意味で、そっちの方が前進しているイメージがありますが、私たちは「As Is」の方を大事にしています。

そうなんですね。ビジネスでの使い方は、「現状を把握(As Is)して、理想の姿(To Be)に向かっていく」という考え方もあるみたいです。……となるとグループとしては、「“As Is”なくして“To Be”はない」という意味も込められているってことですか?

  • ……あーー、そ、そうかもしれません(笑)。すみません、急に顔が赤くなってきました……。

03 AsIs

そんなに赤くはなっていないですが、初インタビューの緊張感は伝わってきます(笑)。3人を含め、メンバーの6人が初めてのアイドル活動ということで、それぞれがアイドルになろうと思ったきっかけを教えてください。

  • 私は、正社員経験があって、つらかった時に支えてくれたのがアイドルでした。アイドルは元々好きだったんですけど、自分がそっち側に立とうと思ったことはなくて。でも、会社を辞めようと思った時に、「私と同じようにつらい思いを抱えている人を助けたい」と思って、歌もダンスも未経験だけど、アイドルになることを決めました。

お披露目公演を拝見しましたが、未経験とは思えないほどで、グループ自体も完成度の高いパフォーマンスで驚きました。

  • 3人

    ありがとうございます!

正社員経験があったとのことですが、どういうお仕事をされていたんですか?

  • 銀行員です。

固めですね。

  • そうなんです。私、めちゃめちゃ真面目な性格なんですよ。

自分で言っちゃうんですね(笑)。お披露目公演の時、メンバーが一言ずつ涙ながらに感動的なコメントを言っていた時に、「私、泣かないんで」って言って、自分の番になると淡々と話していたのも印象的でした。ドライで面白い人だなと。

  • ドライってどういうこと?

  • 山城

    泣いてないから、サバサバしているとか?

  • それ、よく言われます(笑)。

正社員の期間はどれくらいだったんですか?

  • 半年くらいです。

どういったことがつらかったですか?

  • 何個かあるんですけど……。

1個じゃないんですね。言える範囲で教えてください。

  • 営業の部署だったんですけど、一番はセールスの仕方が私の性格に合わなくて。

なるほど。でもその結果、アイドルへの道へ進んだんですから、ある意味良かった気もします。